講演者:上原 真佐子 会員

7月21日(土)古唱会で講演しました。

「肥満は万病のもと・健診は健康寿命のもと」のテーマで講演させて頂きました。
私は58歳の時、恐ろしい子宮癌に成りながら、67歳頃から肥満になった、この根性を改善しようと、協会の認定講師を目指す為に、埼玉県に入会し、自分磨きに励もうと思っていたのですが、入会早々、勉強や準備もそこそこに古唱会にて講演の機会を与えて戴き、3kg減になり、高橋顧問には感謝です。当日、イメージはしていましたが、皆様の前に立つと、ヤッパリ上がってしまいました。落ち着け、と言い聞かせながらスタート。

(1)肥満は万病のもと
画面を見て戴きながら、肥満の原因は、コレステロールでは無く、2007年に脂質と判明し、動脈硬化から脳梗塞や心筋梗塞また、糖尿病から合併症に進むと壊死切断・失明・人工透析などを呼び寄せ、肥満が原因で生活習慣病に罹る治療費が年々増え続け、同時に国の医療費も増え続けて、健康保険制度が破綻すると言われ、たかが、肥満が現在は国民病と言われる様になりました。
(2)メタボリックシンドロームの日本の診断基準
肥満度の計算を私の体重55kgと身長1m48で計算をしてみました。
(3)健診は健康寿命のもと
私は手遅れでしたが、一年に一回の自分の健康状況を知ることは、怖くても大切なことで、健康診断を受けて、いると血液検査で中性脂肪や脂質異常や動脈硬化・糖尿病などは予防できる段階で発見できるので、私達が病気をしない事は、立派な社会貢献です。とお話を進めながら、血管の中では血液の働きと、血清にはリポタンパクが栄養を体中に運んでいるとお話をしました。
(4)コレステロールってどんなもの?
コレステロールは細胞膜・ホルモン・胆汁酸を作る大切な働きをしているので、高齢になった私達は、風邪やインフルエンザに罹らない様に、また免疫力が落ちない為にも、毎日適量に食べる事を、お奨めしました。
(5)中性脂肪・リン脂質・遊離脂肪酸の3兄弟とリポタンパクとの関係?
この3兄弟は体から体温が失われないように、体温を保ち、活動するエネルギーを作って命を支えていますが、この脂質3兄弟は全部、脂だから、水と同じ様な血液には溶け込めませんので、水にも脂にも馴染むリン脂質に包まれて、血液に溶け込み、体中の細胞に運んで貰います、この形をリポタンパクといい、私達が食べた栄養分は、全部リポタンパクの形になって、それぞれの細胞に血液が運んで行きます。それから、LDLは悪玉コレステロールと言われ、体中の細胞にリポタンパクを運びます、そして、HDLは善玉コレステロールと言われ、体中の細胞から余ったコレステロールを抜き取って、肝臓に運び胆汁酸やホルモンの材料にします、しかし、HDLが回収処理できない程、ステーキや焼き肉などの脂質を食べ過ぎるので、中性脂肪値が高くなり、LDLは悪玉と呼ばれていますが、コレステロール其の物は善悪が無く、食べ過ぎた
私達が悪玉なのですとお話をしました。
(6)肥満の解消と健康寿命には有酸素運動を!
夜は10時に寝て、朝5時に起きる事が、長寿の秘訣で、また足の裏は、血液を汲み上げるポンプだから、歩く事が全身の血流を活発にし、心地よい疲れがストレス解消や認知症の予防にもなります。
(7)肥満の解消と健康寿命の基本は和食です
健康にいいと言われた食事の基本は世界が認めた日本の和食にあり、日本の素晴らしい発酵食品・味噌・醤油・納豆・麹・額ずけ・お茶・カツオぶしや豆腐・山葵・梅干し・灰汁などこれらは、健康を作ってきた和食です
ホント先人には感謝です。最後に健康寿命を目指すには、笑いの井戸端会議と歩く事を忘れず、3日坊主で楽しく続けて、誕生日や記念日などに同じ病院で検診を受けてピンピンピンとまたお会いしましょうと言って終わりました。

古唱会の皆様・埼玉県健康管理士の皆様・早くからのお手伝い、お片づけ、私の為に貴重なお時間戴きました、もっと、解りやすく、楽しい、講演ができるように、勉強します。今日は本当に有難う御座いました。