講演者:松本 幸子 会員

9月15日(土)古唱会で講演しました。

講演内容は・東洋医学というと漢方を想像する人が多いですが、今日は入門編Ⅰということで簡単で分かりやすくお話をしていきたいと思います。
・「五臓六腑に染み渡る~」という言葉を耳にしたことがありますよね?
・五臓を皆さんで言い当ててみたいと思います。肝臓・心臓・肺臓・肺臓・腎臓です。
・では六腑をご存知の方?回答率は実に10%なのが日本の現状です。
胆のう・小腸・胃・大腸・膀胱そして三焦をさします。諸気を主宰しています。気という存在は西洋にはありません。しかし気というものは全ての臓器に影響を与え不思議な現象を引き起こしています。(気を使った言葉探し)
・具体的に例題を挙げてみましょう。

  • 1日~2日期限が切れた食品を食べてなんでもない人が居ますが、お腹を壊す人もいます。臓器が弱いのでしょうか?実は期限切れを目にして駄目と脳に指令が送られ下痢になってしまうのです。期限を見なければ下痢にならない場合もあります。私の母です。
  • また車酔いのある方百人を集め医者が酔い止めの薬を処方し実際車に乗っていただきなんと半数以上が酔わない実験証明があります。実はただのビタミン剤でした。
  • 心許せる人と食事をすると何ともおいしく食欲も増しますが、いやな奴と食事をすると味もなくなり胃に潰瘍ができてしまうのです。

何が言いたいのか?それは自分の身体を大事にして欲しいと言う事と、人間の身体はすごい力を秘めていると言うことです。自分の臓器は頑張っているのです。あっちこっちにガタが来ていても、嫌がらずに感謝してほめてあげて下さい。「えらい!えらい!」「がんばれ!がんばれ!」心こそ大切なれ・・です。
次に顔色と食の薬膳粥の話です。
顔が青いよ!顔が赤いよ!顔が黄色いよ!顔が蒼白だよ!顔がどす黒いよ!(先天的顔色はここでは触れません。)通常の場合体調に変化が及んだ場合に顔色が普通は変わるようにできています。漢方をたしなむ人は客人の顔色を見てその顔色の薬膳を作ると言われています。青豆・赤豆・黄色豆・白豆・黒豆・野菜の色はだてについているのではなくその五臓のち像の像が健康づくりのために欲する色だと言われています。

食育セミナーなどでお服部先生をはじめ色の献立提案を数年前から講演されています。私もよく今日何色食べたかをチェックしています。各臓器の弱い方は1つの提案ですが色の食材をたくさん食べてみてはいかがでしょうか?
次に陰陽学を少しお話してみたいと思います。陰陽との出会いは今から20年前にさかのぼります。当時母は67歳。動悸・耳鳴り・めまい・等々があり病院に行っても原因がわからず自律神経失調症として薬を処方してもらいました。依然として良くならず枕元にはおまるを用意し青白い顔で早く死ぬかもしれないが口癖でした。そんな時、中国の高雄医科大学卒業し漢方ハーブという食を中心にアメリカで大成功している博士が開くセミナーに誘われ母の手を引いて参加しました。これからの健康管理は西洋と東洋の知恵を知ることだと思いそれからいろいろな本を読むようになりました。衝撃で感動したことは陰陽学は1つの哲学であるという事実でした。ニュートンの万有引力も良いかも知れないが陰陽学は教えたほうが良いと思いました。
お月様と太陽・プラスとマイナス・男と女・熱いと冷たい・裏と表・入り口と出口。陰と陽の二極は全く別々の性格を持ちかつ一体としてなくてはならず、絶妙なバランスを保ちこのバランスが崩れると調子が悪いこととなる。という話でした。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」国語辞典には論語として「物事の程度を超えた行き過ぎは不足していることと同じように良くないことである」食べすぎ、飲みすぎ、はしゃぎすぎ、全く動かない、使いすぎ,etc・・・。極論として言えばバランスが大事と言う事です。
ここで質問いたします。
栄養と浄化はどちらが陰でどちらが陽でしょうか?栄養が陰で浄化が陽です。分類は見えると見えないです。栄養は見えませんね?でも入れた結果が浄化(大便・小便・血液)となって表してくれるというのです。健康診断では大便・小便・血液の検査をしますよね。良い食べ物を食べたら良い結果、悪い食べ物を食べていたら悪い結果が出るのです。身体からのお便りです。今日から小さなお便り、大きなお便りと呼んでください。そして、読んでください。私のメディカルチェックは毎日の点検です。
いくつか実例をあげましょう。
舌 歯型チェック(疲労)  爪 つめはじき (血液)
小便大便 色・臭い・量   病院検査と毎日の点検が予防になります。
東洋医学入門Ⅰとしてわずかでしたが、参考にしていただければ幸いです。
拝聴ありがとうございました。