講演者:南野 和治 会員

11月21日(水)中央ふれあい館で講演しました。

先ず人生を大きく四つに分け、中でも第三期をシニアとし、この時代を人生の黄金時期と位置づけ、生きがいを持ち、元気で長生きし、そして最後の死を待つ時代(第四期)を極端に短くすることが理想の人生であることを強調しました。しかし、残念ながらこのゴールデンタイム(シニア)を阻む大きなものとして、「病気、特に“がん”と“認知症”」の二つがあることを示しました。そして、今日は増えつつある認知症に焦点をあて話を進めました。講演テーマ: 「輝けシニア!~日頃の生活習慣が寿命をのばす~」

認知症になりやすい性格と逆のなりにくい性格、また、認知症になりにくい職業等を上げ、認知症の全体像について話し、究極として認知症を防ぐ生活実践を日々の具体的な事例をもとに説明しました。ここで休憩とリラックスを兼ねて会 場の皆さんと一緒に、椅子に座ってできる生活体操を実施しました。休憩の後、副題にもある日頃の生活習慣が寿命をのばすということで七つの上手な生活習慣を掲げ、それぞれの生活習慣についてわかりやすく話をしました。そして次に、私自身が従来考える定年後(シニア)の生きがいは、“あいうえお”から始まると題し下記のような取りくみの大切な事をお話ししました。

  • 「あ」年齢に関係なく新しいことに挑戦する事が脳を活性化し生きがいにつながる。
  • 「い」百歳の老人の生き方の話を例に、今を生きる事、今の積み重ねが未来を創る。今を生きる上で心掛ける事として、機会(チャンス)を活かし、それに挑戦(チャレンジ)することが大切である。何歳になっても夢を持ち何かに熱中することが若さを持続する。
  • 「う」運動、体を動かす。人間体の動くうちは生命が維持する。特に有酸素運動、足腰を鍛えることが長寿につながる。
  • 「え」笑顔は人間関係の最大の潤滑油と同時に免疫力が高まりナチュラルキラー細胞が活性化しがんをも食いつぶす。長寿者はおしなべてユーモアセンスの持ち主である。
  • 「お」思いやり、奉仕(ボランテイア)の精神を持つことで心身のバランスがとれ自然治癒力が増し病気が治る。また病気になりにくく、なっても治りやすい。

最後に会場の皆様により一層の生きがいを持ち、元気で長生きし充実した理想の人生となりますことを切望し講演を終了しました。