講演者:大嶌 悠美生 会員

2013年12月18日中央ふれあい館にて、サブテーマ ~体の健康は口腔ケアからも~で講演しました。体が健康であるためには口の中もきれいにし、清潔にしなければなりません。そして自分の歯をなるべく多く残していかなければなりません。どんなに高性能の義歯であっても、天然の歯に勝るものはありません。
「歯の予防・ケア」

川口市では「歯科口腔保健の推進に関する」条例を2012年3月に施行しています。全国の中でも早い取り組みです。これは歯科疾患の予防などを推進し、「歯科口腔保健の推進」「健康の保持及び増進」を総合的に行うための条例です。定期的に歯科検診または歯科医療を受けることができるようにする。又小中学校を対象とした川口市ポスター・標語コンクールなども行い、意識付けも図っています。

  1. 歯の予防の考え方。 いまある歯を一本も失わないことです。日本の歯科医療は予防ではなく治療を中心にしてきたからです。歯科医院は、予防とメンテナンスのために通うところにならなくてはいけません。従いまして8020から8028の考えにしていく必要があります。新しい価値観は「むし歯にしない」、歯の治療は60歳からを常識に!として「目指すべきは8028全ての歯を残そう」です。
  2. 歯の健康を守る。 歯を失う最大の原因は「むし歯」と「歯周病」の二つです。その両方の原因は歯垢(プラーク)にあります。歯垢の除去は歯ブラシとプロケアで行う。歯ブラシだけで落とせる歯垢は全体の約6割、デンタルフロスや歯間ブラシを併用して約8割までです。自分で取り切れないのが2割、そのため歯科医院でのクリーニングが必要となります。フッ素入り歯磨き剤やキシリトール甘味料をうまく使い、歯垢がつきにくい条件をそろえることです。
  3. 口の中を清潔にする。生理的な口臭は誰にでもあり、主観的であいまいなものです。口臭は三つの種類があり、①生理的な口臭は朝起きたとき、緊張したとき、空腹時などです。②飲食物や嗜好品による口臭(ニンニク・ニラ・アルコール・他)です。これ等はそれ程神経質になる必要はありません。③病的な口臭、これは口の中の病気が80%以上、耳鼻科系の病気が15%で注意する必要があります。予防対策としては、家庭での歯みがき、歯科医院でのケア、舌苔と入れ歯の掃除、よく噛んで食べることなどです。
  4. 歯の磨き方について。歯みがきの時間帯、歯ブラシの持ち方当て方、磨き残しを防ぐには、歯間ブラシ・デンタルフロス・ワンタフト歯ブラシ・舌磨きブラシ・電動ブラシ等の正しい使い方の説明をしました。

そのほか歯に関する事項をQ&A形式で数項目の説明をさせていただきました。