講演者:大嶌悠美生 会員

4月21日(火)川口市立戸塚西公民館の「若返り健康講座」で講演をさせていただきました。主な内容について記します。

日本は今、世界的な長寿国として知られています。4人に1人が高齢者という時代に入り、将来の健康に不安を感じる人も少なくありません。日常的介護を必要としないでいかに自立した生活が送れるか、健康寿命を延ばしていくことが大切です。

介護が必要となる原因では「脳血管疾患」「認知症」「高齢による衰弱」「骨折・転倒」「関節疾患」などがあげられます。(厚労省:平成25年国民生活基礎調査の概況65歳以上)

この中で特に運動器(筋肉や関節、運動を行うための骨格や神経など)について取り上げ、いかに筋力を維持していくかのお話をさせていただきました。

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○寝たきりにならないためにはどうしたらよいか、先ず自分の運動器の総合チェックをしてみることです。(自分の状態を知る)

・片足立ちチェック・手伸ばしチェック・行き帰りチェック ・ロコモチェック ・認知症リスクチェック ・メタボチェック等

○精神の若さを保つことです。3つの習慣

・新しいことへの取り組み(目標決めて行う) ・口癖をかえる(前向きな言葉を使う)  ・人とのコミュニケーション行う(新しい友達をつくったり、会話をする)

○運動で体を錆びさせない

自立した生活を送るには3つの「運動能力」が必要です。筋持久力、下肢体幹筋力、バランス能力などです。いくつかのトレーニング方法を皆さんと一緒に行ってみました。

○高齢者の転倒

高齢者の転倒は「骨折」や「けが」が、その後「寝たきり」につながりやすい。そのため注意することは家庭内の危険ポイントを少なくしたり、歩きやすい靴を選ぶことです。そして筋力低下、バランス障害を防ぐことです。

○老化や病気を防ぐ正しい生活習慣をおくる

たんぱく質や抗酸化物質を摂る、睡眠の確保などです。

*健康長寿で寝たきりにならないよう、元気に過ごしましょう!で終了しました。