講演者:田巻昌良 会員

6月11日(木)新郷公民館同じく16日(火)戸塚西公民館で講演をしました。両公民館とも「病気予防のための運動のすすめ」というテーマで、楽しく運動を行って病気予防に努めていただくことを目的に行いました。

話の前半を、健康でいるためには幾つかの生活習慣の見直しと健康の意識づけ、後半は具体的にどの様な運動をどのように行ったら良いかについて話しました。

前半の1つ目、[毎日を元気に暮らすために]高齢になっても意識して社会参加することが健康寿命を伸ばす秘訣。年齢を意識しない、老け込まない、自分でできることは続ける、地域の人や友達と積極的に交流する前向きな気持ちが心も体も若くしてくれる。いつまでも現役を意識することが肝心。

前半の2つ目[健康への一歩を踏み出すために] 長年の生活習慣を変えることは中々大変。健康維持のために日常生活を見直してみることも必要として幾つか考えてみました。

・食生活

美味しく、楽しく食べることが基本。高齢化とともに起きやすい「低栄養化」にならないための工夫、特に大事なことは1日3食きちんと食べること、朝食は抜かないことを強調。

・人とのつきあいを楽しむ

気楽につき合える友だちがいることは人生を豊かにしてくれる。無理のないペースでつきあうことが長続きのコツ。只、注意しなければならないのは、他人のうわさ話。楽しいつきあいを続けるためには避けること。

・睡眠と休養

眠れないことで生活リズムが崩れ、色々な問題が起こる。睡眠、休養のリズムを保つためには、日中の活動でメリハリをつけることが大切。屋外で活動する時間を持つことがより良い睡眠を得られる秘訣。

・歯、口の口腔ケア

歯、口は全身の健康への入口。最近、口腔ケアに関する話題が多いが特に歯周病が及ぼす健康への影響を説明。

Fotolia_63875401_XS

ここで前半の話のポイントとして歯磨きの習慣を見直していただこうと歯型の模型、歯ブラシを何種類か使って具体的な口腔ケアについて実演しました。

後半の1つ目

[生活の中に運動を取り入れましょう] 健康づくりのための取組みとしての「健康日本21」の趣旨について簡単に解説。

健康づくりのための身体活動としての生活活動と運動の考え方について具体的に説明。高齢になっても生活の中で様々体を動かすことは健康づくりには効果的で1日最低40分は体を動かすことをお勧めしました。

後半の2つ目[楽しく運動を行うために]

高齢者が運動を行う場合、危険性が伴うこともあるので<健康チェック>の要点と<運動の量や時間><運動の強さ>などについて具体的に解説。

運動を行う前の準備運動、ストレッチについて必要性と動作について解説。

どのような運動が良いか。基本は有酸素運動といわれる部類の運動。ウォーキング、水泳、太極拳・気功やフラダンス、レックダンスなどをスライドで紹介。特に、ラジオ体操は全身をバランスよく動かしている運動であることを紹介。また、いつでもどこでも簡単に出来る運動として「貯筋運動」を紹介し、お勧めした。

最後に、運動を続けるには体づくりも重要なので食事に関する注意点を説明し終わりにしました。