講演者:斉藤常夫 会員

11月21日、古唱会で講演させていただきました。

現在、認知症を含む精神疾患が、増加傾向にあって、心の健康が人生を左右するともいえる状況にあります。そこで、いくつかの点に留意しながら、豊かな人生設計の大切さをご理解いただくようお話ししました。

1.言葉(意識、考え方)をプラスに変えたら、人生はプラスになる。
・考え方が行動を変え、行動が習慣を変え、習慣が人生を変える。と言われますように、プラス思考で柔軟な思考が、健康上よいことを説明しました。

2.日常生活において、常時、プラス思考かマイナス思考かを考えることは、至難ですので、これを意識しなくても、プラス思考になるよう、目標の設定の大切さを強調しました。これで人生が大きく変わることをご理解いただきました。

・目標⇒実行⇒達成⇒達成感⇒自信⇒希望
目標はマイナス思考では、達成できない。
そのためには、“小さな目標から始めることが、達成感を多く経験できるので、これにより、自信がつき、新たな希望が湧いてくることが非常に大きいことです。
目標は、自分の好きな趣味とか、仲間と一緒にできることも、楽しむことを多くすればよいのです。希望があれば心は明るくなることは自明の理です。

3.健康づくりのために、生活の中に“運動”を習慣化してほしいこと。特に運動不足が原因の病気が多くなっています。ただ、運動は、闇雲にやればよいのではなく、間違って自分の体力以上のことをやると、逆効果になることもご注意申し上げました。

・運動不足がどのように影響するかを例示しました。

1)脂肪が蓄積する。これにより、脂質異常症や高血圧症になる。
2)心肺機能が低下する。そして、息切れや、脈拍数の増加が起こる。
3)起立性調節障害でめまいや脳貧血の症状が出る
4)骨密度の低下で、骨折や骨粗鬆症。
5)糖代謝の低下で、糖尿病になる
6)筋肉が萎縮することで、腰痛や膝痛
7)ストレス耐性の低下で情緒不安定 など

特に、認知症予防としては、・適度な運動 ・コミュニケーション・栄養のバランス などに留意し、生活習慣を規則正しくすることが極めて大切であること。

4.明るい自分は朝つくられる
今日一日を大切にし、挨拶をしっかり行うと、自然に人間関係がよくなる。お互いに「声をかけ合う」ことで、それぞれの人に余裕が生まれ、よい結果を生むことになるので、挨拶はバカにできないと思います。

5.楽天的な人は、病気になりにくい 「病は気から」⇒ 自律神経、免疫、ホルモンの関係を説明しました。

以上が要約した内容です。