講演者:中鉢芳子 会員

私が埼玉健康管理士会に在籍してから初めての講演ですが、古唱会の総会日だった事も有り75名以上の沢山の聴衆になりました。

本来10月が私の公演予定だったのですが、4月から「薬機法改正」した為に「なるべく早めに講演したい」と講演日の変更を田村さんに希望致しました。そして本来は6月講演予定だった斎藤さんのご配慮で今回の講演に繋がった次第です。講演中、壇上から皆さんの様子を見る限り「頷き」や「返事」も多く古唱会の皆様の関心の深さを感じ取れましたので、日程変更を聞き入れて下さった事に改めて感謝しております。

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 まず最初、皆さんに簡単な自己紹介をしてから、テーマの「薬機法」とは、医療の進歩に伴い今までの「薬事法」に代わって約1年半前の2014年から施行された法律で有る事を皆様に説明させて頂きました。
テーマでも感じ取れると思いますが、内容自体は固い内容です。でも身近な生活に関連しており理解して頂きたい内容です。その為「専門用語」や「カタカナ」をなるべく使わずに、常に身近な例え話に置き換えて説明する事を心掛けました。
皆様にお伝えした事を纏めてみますと6点になります。

1)「保険のしくみ」をご理解して頂く為に「1点が10円」「レセプト」「健康保険制度一部負担金」などの話。
2)4月1日~薬機法改正に伴う「おくすり手帳」「調剤基本料」「かかりつけ薬剤師加算」「湿布薬」「手元に余ったお薬」などのお話。
3)新薬の出来る過程とジェネリック医薬品のお話をし、日本のジェネリック医薬品普及が他国に比べて遅れている現実や政府目標にご理解頂ける様に促しました。
4)一般医薬品の「リスク区分」を説明し、ご自宅の薬箱から取り出して飲む時には「リスク区分を確認」と、呼びかけました。
5)生活習慣病脱却は医薬品だけに頼る事無く、日常の過ごし方が大切。前月の蓮池会員講演の「1に運動、2に食事、しっかり禁煙、最後に薬」を再度お伝えしました。
6)そして古唱会の皆様に親近感を持って頂ける様に、飯塚に住んでいる事や、90歳姑がいる話も加えさせて頂きました。

実は講演早々に頭の中が真っ白になり一瞬「パニックのスタート」で笑われましたが、その後順調にお話が流れましたので、講演後数名の方から「勉強になりました」「分かり易かったです」「良かったですよ」「大きな声だったので良く聞こえました」など、講演後お褒めの言葉を頂きとても嬉しく感じ今後の励みになりました。
また、今回の講演の私の目標は「分かりやすい言葉で、関心を持って頂く」事でしたので、目標達成できたと自負しました。

次回も分かり易い話を心掛けて歩んで行きたいと考えて努力してまいります。
今後とも高橋会長はじめ諸先輩には御教授頂きたいと切に願っております。
また当日は猛暑の中、足を運んで下さった諸先輩会員の皆様、本当に有難うございました。