講演者:小竹治子 会員


プロジェクターの不具合により止む無く板書で講演の覚悟を決め2分遅れで始め暫くお話した後、公民館のプロジェクターをお借りしたプロジェクターが温まり映りました。ホッとしました。

4人に1人は高齢者と始めました。これからは75才以上が高齢者との事。90才は当たり前、100才を目指す高齢化時代の到来であります。が介護が必要だったり寝たきりの人生では楽しくありません。
自分の足でトイレに行けて自分の手で箸を持ち心地良く生きるにはどうしたら良いかを皆さんと一緒に勉強しましょう。

まずは特定健診・人間ドックを受診。人間ドック検診結果(27万人)で、85.5%は軽度の異常であったり治療を要すであったり、要精密を必要としたり、異常なしはわずか14.4%です。特定健診を受けて早期発見・早期治療に努めましょう。軽度の異常から重い病気の原因は生活習慣から来ることが多い。高血圧・糖尿病・脂質異常症の原因は生活習慣で遺伝・加齢による事もありますが多くはストレス・喫煙・夜更かし・過労・運動不足・肥満・アルコールや甘いものの摂り過ぎにあります。海馬の活性化する時間は10:00~2:00ですので夜更かしは行けません。

生活習慣病の危険因子を撃退するには次の9条に気を付けて生活しましょう。
⒈ 1日3食・・・・・・・・ 規則正しく
⒉ 腹八分目・・・・・・・・ 脳のセンサーが正常に働き食べ過ぎ、内臓の負担も少ない
⒊ 1口30回噛む・・・・・・満腹感を実感する
⒋ 夜過ぎたら食べない・・・・脂肪・糖分は睡眠中に脂肪になる
⒌ 「おさかなすきやね」食でドロドロ血液を防ぐ
⒍ 香りの強い野菜を取る・・・血液サラサラ  にら・にんにく・ホウレンソウ・玉ねぎ
⒎ 寝る前、寝起きに1杯の水を飲む
⒏ 適度な有酸素運動
⒐ 適正体重を知って維持に努める
元気で毎日の生活を送るには生活習慣病とロコモティシンドロームの予防が大事
食と運動の大事さもお話しました。運動も普段の動きにプラス10分で。

若さを保つ食べ物にごま 大豆 魚 大根 人参 お茶が有ります。今回は特にお茶についてお話しましょう。お茶には強い発がん抑制作用が有って緑茶の生産地では、癌で亡くなる人の数が少ないと言う報告があります。緑茶に含まれる「エビガロカテキンガレード」が作用すると言います。飲んで取れる成分は30%カフェインやカテキンなどの水溶性成分だけ。捨ててしまう茶殻に残る成分は70%ビタミンA・ビタミンE、食物繊維などの重要な働きを持つ栄養素は不溶性成分のため茶殻に残ります。お茶は食べる方が効果的粉茶にして全部飲みましょう。癌予防の為のお茶は1日10杯が目安だそうです。

食事も糖尿病の療法の一つに食べる順番療法を取り入れるのも満腹感が有るまで食べる人に又ダイエットにも良いようです。それは食事で血糖値を上げるのは炭水化物で、最初に野菜(サラダ)汁物や小鉢から先に食べると、食物繊維により吸収が穏やかで血糖値が急激に上がらない太りにくい食べ方です。ゆっくり噛むことも大切で、満足感を得やすく食べ過ぎ防止にもなります。後は主人の療養体験を話させて頂きました。脳梗塞・心筋梗塞の発作は小さな信号が断続的にあり、見逃さずキャッチし生活改善をすることが大事と言う観点からお話しました。4年経過しやっと失敗談として語れるようになりました。二度と起こしてはいけない事を味わって欲しいと思い、話させて貰いました。