講演者:中鉢芳子 会員


平成29年4月15日(土)川口西公民館の古唱会で講演させて頂きました。

「おしっこ」には沢山の呼び方が有ります。「尿」「小水」「小便=ションベン」「ハルン」「ゆばり=ゆまり=湯放」。その中でも「大人から子供まで馴染みが在る」と言う理由で「おしっこ」をテーマにしました。

今回、私は初の試みとしてプロジェクターを使用した講演でしたが、前以て自宅に持ち帰り、自宅で重田会員に電話で教えて頂きながら投射テストしておいた為、お陰様で上手く作動し終えられましたので一安心致しました。
会場に早目に行き、講演前にプロジェクターの準備をしていると古唱会のお仲間が「今までこのテーマは聞いた事が無いね」と会話していらしたので、講演内容を急遽一部変更する事にしました。腎臓の働きが分からないとご自分のおしっこ悩みが理解できにくいと考えたからです。

講演が始まり冒頭で何故私が今回「おしっこの話」を講演しようと思ったのか皆様にお伝えしました。
昔の日本人は下の話は「はしたない」「恥ずかしい」と言い口に出しませんでしたが時代が変わり「悩みを共有する事」「情報を得る事」が大切だからこそ、あえて私は今回「おしっこ」をテーマにした事をお伝えすると、前に座っていた人達が頷いている様子が見えたので安心して話し出す事が出来ました。

ただ皆さんにお伝えするうえで「ED」と言ってもご高齢者様には理解しがたいと思えば、私は説明する単語の中で「勃起不全」を使う様になります。日本語は時としてリアルになりますが皆さん真剣に聞いて下さっていました。

講演内容は4部構成で纏めました。
1) おしっこの検査
2) おしっこのしくみ
3) おしっこの悩み
4) 予防と対策

構成変更を試みた「腎臓の話」はおしっこのしくみの前です。「腎臓の説明」や「おしっこは血液で造り血液に戻る」点でジェスチャーを付けてパフォーマンスし、大切だと思う事は2回繰り返して説明し予定より時間配分は長くなりました。でも薬局勤務時代の勉強会で「ここは医療関係学生も分かりにくい」と耳にした事があり、丁寧にプロジェクターのスライドを作っておいた事も有り、皆さんの表情や頷き具合から程ほどご理解頂いたと感じとりました。

予防の対策では「骨盤底筋ひきしめ体操」を皆さんでやって頂き、最後は壇上に上り「おしっこスクワット」をジェスチャー表現しましたが、皆さん最後まで真剣に聞いて下さって嬉しく感じました。

講演を終え、高橋会長から2~3ご指摘を受けましたので、その点を踏まえ今後の講演の勉強にさせて頂きたいと思いました。
また荷物を纏め退場する時も皆様から温かな拍手を頂きとても充実した時間を過ごす事が出来ました。
司会の上原さん、プロジェクターアドバイザーの重田さん、助力に感謝致します。有難うございました。