講演者 長谷部美紀代

2月7日(水)西公民館で講演しました。冷え込みが厳しく、参加していただけるか心配でしたが、大勢の参加をいただくことができました。

健康寿命を延ばすための参考になればと、昨年健康寿命全国1位になった山梨県についてその長寿の秘訣を話しました。
血流を良くし、脳の活性化にも効果があるマグロなど刺身を日本で一番食べていること。日照時間が長い山梨県民は外での活動量が多い。盆地で坂が多いため足腰が鍛えられる。また、無尽といって同級会や友人知人と会食が多く楽しい時間を過ごすことが多く、健康寿命を延ばすことになっている理由ではないかと考えられます。

冷え込みが続いている今の時期は、高血圧にならない生活を続けることが大切であると、血圧について、1日の血圧の変化や朝目覚めた時に血流を良くするストレッチをしてから活動するとよいこと。高血圧の原因について、一番は塩分の摂り過ぎで血管への影響が大きく、また腎臓の負担になること。1日の塩分摂取量を示し、最近は平均摂取量が9.9gになっているが、まだ摂り過ぎである。

高血圧を予防する食品選びでは、かくれ塩分もあることを説明し、食べる工夫、調理方法の工夫について説明しました。また、しっかり噛んでいただくために、口輪筋の運動や唾液が良く出るマッサージ、誤嚥をなくすための運動を体験していただきました。

トイレでいきむことは急に血圧をあげることになるので、便秘をしないように。急激な気温の変化や入浴の際の事故は交通事故の4倍起きているので、入浴する前に脱衣所や浴室を温めてから入浴することが急に血圧を上げ下げすることによる事故を防ぐこと。興奮して大声を出すことも血圧に影響が大であることを伝えました。

高血圧を下げるストレッチを上半身と足首の運動で、また、血圧を下げる耳の降圧帯や合谷を刺激することにもチャレンジしていただきました。様々なストレッチに協力していただきましたが、講演を終えた時、会場の方から体が温かくなったと言って下さり効果があったのだと嬉しく思いました。