講演者;佐藤衣代会員

西公民館の若返り健康講座で5月2日に講演しました。64名の方々がご参加になりました。今年から講演時間が半分になったこと、私は1年半ぶりの講演であり、徐々に演題を易しく分りやすく伝えられるかなど多少の不安を抱えながら前に立ちました。

演題の生体恒常性(ホメオスタシス)を1.体内のバランスを保つ機能 2.3つの情報システム 3.働きを壊すもの 4.対処法 の流れで進めました。

1.の導入部では気温を例に挙げ、外部環境・内部環境という言葉を交え、3つの機構へと話を進めました。

レジメを作る中で、3つの中の自律神経系に難しさを感じていました。神経の分類を細かく説明するには時間が足りず、ご理解頂けるかが心配でした。しかし、実生活での神経に関する例を加えて話すことで、何とか納得いただけたものと判断しました。

内分泌系ではおそらく一度は聞いていらっしゃるだろうと思われるインスリンと成長ホルモンで説明し、免疫系の3段階についても同様に例を挙げて説明致しました。

続いて3.に進み、この体に備わった大切な機構を壊すものは何かについて会場に振ってみましたが応えは返ってこなかったものの考えている様子が窺えたので内容が理解されていたものと受け取り、安心出来ました。ストレスとその対処法で時間調節をしようと考えていました。

会場で以前からお見かけしたことのある方々に質問し、ヨガや太極拳などの方法を応えて頂けました。私からは上手なストレス対処法として「100パーセント自分に費やせる時間を確保する」ことを伝えて終了しました。

今回は体が本来持っている機構をご理解いただくことを第一義に考え、私にとって難しく思われる演題に挑戦しました。改善点の1つに、3つの機構をA4紙を繋ぎ合わせた短冊に表記したのですが会場の後方席からは見にくかったと指摘されました。                 T