講演者;佐藤玲子会員

5月15日戸塚西公民館で講演致しました。暑い日でしたが健康管理士会の講演という事で司会の田村さんが熱中症に気をつけてこまめに水分補給をする事の大切さを皆様に伝えてくださる事から始まりました。

食べ物が豊富な時代に「低栄養」という言葉は考えられないかも知れませんが高齢者に低栄養が多くみられるようになってきています。生活習慣病予防のために平成20年から特定健康診断、保健指導が始まりました。

メタボ健診とも言われ内臓脂肪、体重を減らすという考えから例えば「食事の量は控え目に」「高カロリーの物は控え目に」「油ものは控え目に」「肉や卵は控え目に」など減らす、減らす考え方が浸透しています。このような考え方で10年経過した中で高

齢者にはとても元気なグループと段々と介護が必要になり寝たきりになる介護グループの二つが有る事が分かりどちらのグループに分かれるかの違いが毎日食べている食事内容の違いということが判明してきました。

特に75歳以上(後期高齢者)になると心身の機能の低下が急激に進み、介護が必要な状態になり易くなりますがその最大の原因は全身の栄養状態が悪い事、すなわち「低栄養」に有るという事が分かってきました。低栄養はエネルギーとタンパク質が不足し健康な体を維持するために必要な栄養素が足りない状態を言います。

低栄養状態を判断するには*アルブミン値*体重減少*体格指数から判断していくことを伝え、その改善策はバランス食が大切という事で何時もの「卵」を使用して説明。

バランス食がいかに大事かという事を今年の4月に体調を崩し食欲がなくなり40kgを維持していた体重が37kgに減、これは大変と配布資料のバランス食を忠実に実践した結果40kgに戻った体験談を話しタンパク質、エネルギーをきちんと摂取することがいかに大事かという事を改めて皆様に伝え終了しました。

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