講演者;佐々木育代会員

9月13日(木)新郷公民館にて講演をさせていただきました。

テーマは「笑いと健康」で、先月中央ふれあい館に参加された方が今回も参加されるとお聞きしておりましたので、前回は私の体験談をお話しさせていただきましたが、今回は参加型にして望みました。

日本は世界の中でも長寿国ですが要介護期間は男性9.13年、女性12.68年です。私はこの数字に自分を重ね合わせドキッとし、これを何とか0年に近づけたい。

それは私自身も辛いですが、それ以上に子供たちに迷惑を掛けたくない。その思いを「皆様はいかがですか?」と声をお掛けしましたら多くの方がうなずいておりました。

0年に近づけるには要介護の原因を知り予防することで、要介護の原因はほとんどが生活習慣病で、(生活習慣病予防の3本柱を再確認)

今、私がとても気になっているのが認知症、要介護の原因がH25年に脳卒中に続いて2位だったのがH28年にはトップになり、たった3年間で逆転したのです。これから団塊の世代が後期高齢者になるまで7年余り増加し続けると予想されています。

認知症は現在、絶対的な予防法はないということですが、脳を活性化させることが効果的で、その脳の活性化に笑いが効果あります。他にも笑いにはたくさんの効果があり、

さらに高齢になると

①呼吸効率が低下し肺気量が減少

②動脈が硬化し血管の収縮が低下している為血圧が変動しやすい

③定年退職、配偶者の死、身体面の老化。喪失体験も多く経験する年代ですが、様々な体の不調を笑うことで整えてくれます。

笑いの効果を分かっていただいたところで実践、継続するにはどうしたらよいか、自分に合った笑いに繋がる環境づくりをして笑いのある生活をしてくださいと、終わりに、シニア川柳を皆さんで詠んで笑って終えました。t