講演者;両角佳子会員

10月16日(火)戸塚西公民館にて、20名の皆様にお集まり頂き誠にありがとうございました。

1ヶ月前の司会担当のときに転倒に関するアンケートにご協力頂きましたので、その結果に即した内容に致しました。「転倒はそれだけ体力が落ちた結果であり、かつ、さらなる衰えを招く原因ともなる」という視点から、一回目の転倒は次の転倒を防ぐチャンスと捉えどう対策すれば良いかという話を致しました。

体力がまだまだあるお元気な方ばかりでしたので、「ふらつく」「よろける」方はいらっしゃらず、「つまずく」に絞り、東京消防庁の作成した転倒場所のイラストを追加資料としてひとつひとつ説明しました。参加者の皆さんもイメージがわきやすかったと思います。段差解消グッズも実物を見て頂くと、ちょっとやってみようかという気持ちになります。

転倒すると何が怖いのですか?とお尋ねすると、

寝たきりになってしまうからと大体の方がお答えになります。せっかく内蔵が丈夫でも、頭もはっきりしていても、骨や筋肉、関節の疾患により自分で歩いてトイレに行けないなんてどんなに辛いことでしょう。そうなりたくない一心で公民館まで足を運んで下さっている皆さんの期待に私は応えたいと思います。転倒予防には正しい知識を持つことが安全な環境づくりになり、運動を続けることが体づくりになります。

転倒 老人 ねたきり 「ぬかづけ」これからもこの両輪で住吉会員と講演を続けて参ります。

私ごとですが、母が9月に転倒し、肋骨を5本骨折致しました。転倒にはレベルがあり、私の母は防ぎきれない転倒ハイリスク群ですが、公民館に来られる方々は十分予防可能な方ばかりです。逆に言うと対策を怠ってしまうという危険性があります。また一人暮らしの方も多いので、お一人でも出来る対策に力を注いでいこうと思っています。t