講演者;篠原由紀子会員

今日は立冬。暦の上では、冬の始まり。日中は暑いくらい日射しが強い時もありますが、朝晩は大分冷え込んできました。一日の寒暖差がとても大きくなる時期は、薄めのはおりものを重ね着して脱ぎ着できる服装がおすすめです。

また、これから冬にかけて、注意したいのが乾燥と寒さについてです。

この時期、風邪が流行るのはなぜでしょうか?

湿度と気温が低いと、細菌とウィルスが長生きできる環境になります。また、湿った空気よも、くしゃみや咳が遠くまで飛んで、空気中に長く滞在します。そして、乾燥でのどや鼻の粘膜が傷つき、ウィルスの侵入を許してしまうため、風邪をひきやすくなるのです。これを防止するには、加湿器や濡れタオルなどで部屋が乾燥しないようにして湿度50%以上を保つようにしましょう。
ところで、一年のうち最も死亡率が高いのはいつ頃でしょうか?

答えは、これから迎える12,1月。暑さよりも寒さの方が、健康に悪影響を与えます。多くの人が感染症で亡くなった夏リスク社会から、現代は冬リスク社会へと変わってきました。

交通事故や熱中症よりもはるに恐い、寒さによる家庭内でのヒートショックによる事故。

屋内を(寝室だけでなく、トイレや脱衣室、廊下も含めた)温かく保つことで、睡眠の質も高まります。英国では健康を守る最低室温は18℃以上、高齢者には21℃以上が推奨されています。寒さを我慢せず、内窓をつけたりして住宅全体の断熱性を高めることが体の健康に直結します。

歳時記に合わせて「ちかみち」「ゆんべのあわもちうめかった」「貧乏神の土産」を語りました。
最後に、身体と心と脳の三つの若返りをめざして「どんぐりころころ」「あんたがたどこさ」「桃太郎」の若返りリトミックを皆で行いました。t