講演者:安倍 薫 会員

今回の参加者は男性の方が比較的多く(7~8人)見受けられました。
パワーポイントを使っての講演なので受講する方が退屈しないように今回は話の途中で、口腔体操『あいうべ体操』を取り入れました。

寒さ厳しい日が続き空気が乾燥しインフルエンザや風邪ウイルスが蔓延する季節です。つい、口呼吸になりがちな現代人にとって鼻呼吸に意識的になるように又、嚥下(食事の時のごっくんの動作)機能のトレーニングになります。実際に『あいうべ体操』を推奨している耳鼻咽喉科の先生や歯科業界でも今、ブームになっている簡単な口腔体操です。会員の皆様も是非チャレンジしてみてください。

さて、講演は「百寿者に学ぶ」のでその方達の特徴として糖尿病と動脈硬化が極めて少ないという事です。その為には食事、運動、心のあり方がカギになります。

食事は、日本人に合った昔ながらの和食中心にして油の摂り方に気を付けてくださいとお話しました。油には良い油と悪い油があり酸化した油は要注意になります。特に、スーパーやコンビニなど市販の揚げ物のお惣菜はどちらかというと古い油(酸化した油)を使用している事が多いので揚げ物のおかずの頻度を意識すると良いようです。もし自宅で揚げ油を使う時は、もったいなくても使い古しの油はなるべく使わないようにとお話しました。
我が家は、少ない油を使っての揚げ物調理で一回きりの使い切りにしています。何故なら油は、極めて酸化しやすく酸化した悪い油は、老化を進めてしまうからです。

最後に百寿者になるためにひとつの考え方として〝もう年だから“とあきらめず
〝まだまだ“と考えてはいかがでしょうか?と提案しました。年は、とっても心は老いません。加齢と共に皮膚のしわは増えますが、心のあり方で心はいつまでも老いないのです。と締めくくりました。