講演者:山岸 みどり 会員

春の陽気の中、19 名 の方にご参加いただきました。稲田会長代行にお手伝い頂き、内蔵の付いているエプロンを 着て頂き、食べものが便になるまでの経路を、それぞれの部所やその働きをお話し致しまし た。これらの臓器の中で最も注目されている腸(小腸と大腸)の壁に 1.5 ㎏もの腸内細菌が 生息していることをお話しし、その腸内細菌には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌が生息し、善 玉菌を多くしておくことが腸内細菌を良くすること。そして、その善玉菌を増やす方法とし て発酵食品を挙げて、皆様に、どの様な食品があるのか?声を上げて頂きました。

発酵食品 が何故良いのか?その利点を「ええな美腸」の語呂でお話し致しました。え…栄養の吸収ア ップ え…栄養がアップ な…長期保存性アップ 美…美味しくなる 腸…腸が元気にな る、これらをそれぞれ説明し、次に、発酵食品の中から味噌に焦点をあて、味噌の素晴らし さ、赤味噌に含まれる抗酸化物質であるメラノイジン、白味噌に含まれるギャバのリラック ス効果や味噌汁の具材である野菜、海藻、キノコのカリウムや食物繊維が、味噌に含まれる ナトリウム(塩分)を排出することなど、お味噌汁の良さをお伝えしました。

最後に…「便 のチェック」をして頂けるよう挙げて、バナナのような便が理想であること。バナナのよう な便であるのは、腸内の善玉菌が多く免疫力を上げ、病気を予防すること。その善玉菌を増 やすために、発酵食品、特に味噌汁を、毎日の食卓に上げて頂ければと、話を締めくくりま した。

司会をして頂いた岡会員から講演内容のご指摘やアドバイスを頂きました。自分では 気付かないことが多いですので、とても有り難いです。次回に繋げたいと思います。   N