講演者;西山治子会員

5月18日(土)に古唱会で初めて講演をさせていただきました。

腸の悩みは人には言いづらい問題だと思います。講演の初めに私自身が腸の病気をしたことや、腸内細菌研究の被験者として体験したことを話して本題に入りました。

本題では、基本的な腸の働きから腸内細菌バランスへとパワーポイントを使用して話を進めました。

腸内環境の善し悪しが健康に大きく関わり、善玉菌が優位になると免疫力がアップして健康状態が良くなり、逆に悪玉菌が優位になると体が不調になるだけでなく、肥満や糖尿病、がん、認知症など大きな病気の要因となるとも言われています。

その予防として「腸にためない食生活」が重要になります。腸内環境を整えるために積極的に摂取したい3点、①発酵食品、②オリゴ糖、③食物繊維の説明をしました。

また、自らの腸内細菌バランスを円グラフで表し、一緒に生活し同じ食事をとっている家族であってもビフィズス菌などの腸内細菌の種類やバランスに違いがあることを話したところ、大変興味をもっていただけたようでした。また、食材だけでなく腸を整える食事例や調理法も画像で紹介しました。

健康な腸  腸壁には神経の繊維後半では、腸を快調に保つために、「排泄する力」に必要な腸腰筋の重要性を説明し、腸腰筋を鍛える体操と腸のさすり方を実践しました。私たちの腸内環境は食事と生活習慣で日々変化します。うんちチェックと食べたもので腸の状態を知り、自分に合った食べ物を見つけていくことが腸の健康、ひいては体と心の健康につながります。

今回講演をさせていただき古唱会の皆様の熱心な眼差しと笑顔がとても印象的でした。いくつかの質問を受け、ほとんどがテーマに掲げた「うんち」に関することだったことも嬉しかった点です。無事講演できましたのも講師勉強会ならび健康管理会の皆様のご指導のお陰です。心より御礼申し上げます。t