講演者;住吉修会員

両角会員との2名体制の講演。転倒予防が共通のテーマ内容ですが、あいにく両角会員が所用のため1人で務めさせていただきました。

昨年は筋肉量を落とさないことを主眼に転倒予防運動をご案内させていただきましたが、今年はプラスしてバランス力を加味してみました。

下半身の筋肉の衰えはやがて歩行困難へとつながるリスクを秘めております。ご参加者には歩いて筋肉の衰えを防ごうとの前提のもと、“転んだら負け”のスポーツ相撲のエッセンスをご案内しました。

それは ①蹲踞(そんきょ)②腰割り ③四股踏み の3点です。いずれも姿勢を整え、足腰の鍛錬にもなり、四股にいたっては片足立ちになる局面があるのが大変効果的であると考えたからです。

本格的な四股踏みでは大変なので座ったままですとか、まね事程度でも結構ですから四股を踏みましょうと提案させていただきました。西老人会、古唱会でもお相撲好きのご高齢者は多いですからね。

また積極的に腕ふりをするウォーキングは肩甲骨を経て背骨、骨盤、股関節へと動力が伝わり脚が振り出されるので、全身運動になるとのご案内もさしあげました。漫然とした散歩から一歩すすんだこの腕ふりウォーキングを是非取り込んでいただきたいと思います。

最後は持参したストップウオッチを片手に着座したままの1分間その場ウォーキング!会場の床が足踏みの音で鳴らされて、熱気ある講演会を完了することができました。