*日時:令和元年12月12日(木)10:00~10:40
*場 所:新郷公民館
*講 師:大嶌悠美生
*演 題:口の衰えを防ぎましょう
*聴講者数:一般31名✙会員6名=計37名

フレイル(心身の衰え)は健康と要介護状態の間にある「前虚弱」「虚弱」の状態にあることです。  講演内容は、オーラルフレイル(口の衰え)の状態と口の働きをどう維持していくかについてです。

歯と口の健康は、全身の健康にもつながります。普段から歯と口には注意を心掛け、バランスよい食事を摂ることが大切です。食べ物を噛むことと正しい発音(滑舌)や表情の豊かさにも影響し、QOL(生活の質)の低下にもつながってしまいます。

1、オーラルフレイル(口の衰え)とは

①残っている歯が20本未満 ②噛む力が弱い ③滑舌が悪くなった ④舌の力が弱い ⑤かたい食品が食べづらい ⑥むせやすい等があります。これにより食欲が低下して、低栄養や筋力低下につながってしまいます。この6項目を介護を必要としない状態にある65歳以上2.000人を対象に調べた結果、4年後の健康状態は3項目以上該当したグループは全くなかったゼログループと比べて死亡率が2.1倍に、介護が必要になったは2.4倍なったとのことです。(矢島勝也・東京大教授・老年医学・研究チーム)

又飲み込む機能低下により誤嚥性肺炎にもなる恐れも出てきてしまいます。                                                                                                                                                                                                                                           2,誤嚥(えん)性肺炎を防ぐには

①のどを鍛える:のどの運動

②体力維持(抵抗力):よい生活習慣

③口腔ケア:口の中に菌を増やさないこと、虫歯・歯周病には注意をするなどです。

3.「飲み込む力」のセルフチェック

10項目を示して自分自身で確認、のどを支える筋肉の柔軟性テスト、ごっくん回数テスト等行いました。

4.お口のトレーニングについて皆さんと一緒に行いました。

①唾液マッサージ ②飲み込むおでこ体操 ③イイー体操 ④口・のどを鍛える ⑤のど仏キープ体

操 ⑥声出し(発声)⑦パタカラ発声などです。 お口のトレーニングについては、このいくつかを参考にして毎日継続して行うことで効果が期待できます。

同時に口腔ケアもしっかりと行うことが大切です。