*日時:令和元年12月21日(土)12:30~13:15
*場所:西公民館 古唱会
*講師:清水美砂子
*演題:健康長寿のカギは口腔ケアにあります
*聴講者数:一般23名+会員13名=計36名

今回、初めて講演を行いました。講演内容は、高齢になると口腔ケアがとても大切であることです。

お口の中の細菌が1000億個から6000億個の細菌が棲みついている、歯を失う原因は老化によるものではなく、歯周病や虫歯が原因である事などをお伝えしました。更に歯周病は歯だけの病気にとどまらず、全身に影響を及ぼすものだとお伝えしたら、意外であると思われた方が多数いらっしゃいました。その中でも、歯周病と関係の深い病気は、早産や低体重児出産、誤嚥性肺炎、糖尿病とスライドにしてお示ししました。また、糖尿病患者の方の歯周病ケアの事例を挙げ、説明をさせていただきました。その後は、私が何故、この講演内容にしたかということに触れました。父と兄を歯が関係している病気でなくしたことで、後悔していますと。

加齢に伴い、心身の活力が衰えると筋肉が瘦せてちょっとした事(ペットボトルのフタが開けられない)等が出来なくなります。そのためには、筋肉を鍛えるとともにタンパク質を豊富に含む肉類、魚介類、大豆製品やビタミン、ミネラルを豊富に含む野菜類などをバランスよくとる必要があります。そうなると肝心なのがお口の健康です。噛む、飲み込む、話す(滑舌)といったお口の機能が低下することを予防することです。

予防法として、外出時のお口の中のうがいをお勧めしました。そして、お口の体操とパタカラ体操をしゃぼん玉のメロディーで歌い、和やかな雰囲気に会場がなり盛り上がりました。その他、唾液腺マッサージやあいうべ体操をしました。最後には「おもしろい歯なし」としてお歯黒を紹介し、虫歯予防に有効であるとお話ししました。