講演者 : 松島 勇次 会員

4月20日中央ふれあい館にて講演を行いました 。テーマは東洋医学に学ぶ健康長寿の極意。

1.食養生の健康達人 日野原重明 メイ牛山 三浦敬三 貝原益軒

2.東洋医学と西洋医学の違い 4つの診断法

3.健康な体を作る3つの要素 陰陽五行 気血水は生命活動のもと 五臓六腑の働き

4.自然食4つの原則 免疫力を高める食事

5.長寿の共通ワード 発酵食品と五味の調和

6.両手振り体操

7.その他 質問時間

元気な100歳老人の共通ヒントは3つあります。1.なんでも食べる。2.自立心があり誰にも頼らない 3.良く体を動かす。日野原医師は今年の10月で100歳。人生観を変えたのはよど号ハイジャック事件。自分の命はみんなのために奉仕する事。メイ牛山は美容家で美容は女性の人生を変える。健康や食事にチャレンジして、主人の病気を回復させる。プロスキーヤーの三浦敬三元気の秘訣は食事と運動と生きがい。江戸時代の最強の養生家、貝原益軒は、人間には3つの楽しみ。善楽、健楽、長楽。健康達人は食事、運動、睡眠、趣味を大切にする。
西洋医学と東洋医学の違いは、西洋医学は細胞や臓器の異常の治療で病気を治し、東洋医学は体と心はひとつで、病人を治す。東洋医学の診察法証をたてるということで、治療法を決める。望診は人の状態を目で診察また舌診など、問診は自覚症状、病歴、聞診、生活習慣、切診は体にふれる。話し方、脈診、腹診は、漢方の古典の3本柱。皇帝内経、素問、人体の生理病理、霊枢、鍼灸、神農本草経、最高の薬は食べ物、傷寒論。
中国古来の陰陽五行、漢方の根本は陰陽の哲学、太陽と月、昼と夜、男と女、五行は木、草木の芽、季節は春、肝臓、火、心の働き、夏、心臓、土、母なる大地で四季のすべてにかかわりがある臓器は肺、金、呼吸と全身の気のめぐり、水、尿、生殖、生命力、季節は冬、臓器は腎臓。気血水は生命活動のもと、気は生命エネルギーで五臓六腑を働かせる。血は栄養分を全身に供給する。水はリンパ液や涙、汗、尿の生成。
若返り健康講座で最も大切な事は、何事もバランスが大切、自律神経、腸内細菌、それと西洋医学の最先端の技術と東洋医学の良さ、この両方をうまく使いこなす。