日時;12月16日 

講師;田巻昌良会員 

場所;脳も体も心もスッキリ新潟県田上町老人クラブ連合会

 

冬季間外出の機会も減り、運動不足になることで転倒の危険性が高まることから体を積極的に動かしてもらうことを願ってこのテーマにしました。前半30分を情報提供を兼ねた講義、後半60分を実技指導としました。

特に高齢者はどうして転倒し易いのか、転倒するとどうなるのかなどの解説の中で転倒は「筋肉量の減少」をはじめとし、様々な要因が複合して起きること、加齢だけが原因ではないことを解説しました。

「転倒し易い場所」「転倒によって骨折する部位」などを具体的な事例を交えて解説し、最後に転倒・骨折を予防するための[環境整備][食事・栄養]について話して講義を終わりにしました。

次は転倒予防トレーニングです。当日は25名の参加でしたので3つのグループに分け、最初に1人1人の姿勢確認と歩行スタイルの確認。正しい姿勢とつまずかないための歩き方とバランス歩行。足指、足関節の柔軟性を保つための「被災地支援体操」。この体操は東北大震災の避難者支援のために生活不活発病等の予防、転倒予防のために、こまめに身体を動かしてもらうことを目的に作成されたものでその一部を抜粋して指導・体験してもらいました。  次に筋力を落とさない、筋肉をつけるための貯筋運動を座位・立位各々4パターン解説し、体験してもらいました。最後は全身を活性化してもらうことを目的としたフリフリグッパー。動きと効果を説明しこれも全員で体験していただきました。

参加者全員があまり激しい動きではないのに体がポカポカしてきて気持ちいいとおっしゃっていました。これからの冬場、このような室内で出来る簡単な運動でも続けることで効果が出て転倒予防につながることが実感できた様子でした。