日時;令和2年1月28日火曜日

場所;戸塚西公民館

講師;佐藤衣代

演題;体と水の関係―冬の水分補給―

聴講者数;一般16名プラス会員4名=合計20名

 

講演のために公民館を訪れ、話をしていると室内はとても温かく乾燥しているので次第に口の中はべたついてきて水分を飲まずにはいられないほどで、不感蒸泄を一番強く体験しているのは私ではないと思うほどでした。

夏は自然と水分補給がされ、さらに命を守る行動を採るようにとの呼びかけがあるものの冬は汗もかかないし喉も渇かないので夏のように自覚して水分補給をしない傾向にあることを振り返り、冬には冬特有の「かくれ脱水」という脱水が潜んでおり、放っておくと脳梗塞や心筋梗塞への危険性が増加してしまうので、本人が気づかないところを家族や周りの人が気を付けてあげ、互いに脱水にならないようにすることが大切であることを主眼に進めました。

内容は1.「かくれ脱水」とは 2.「かくれ脱水」のこわさ 3.脱水症予防の流れで進めました。水分の排泄量のうちの不感蒸泄の部分が気付かないうちに失っている水分であり、かくれ脱水を引き起こす部分であること。そしてかくれ脱水を放置しておくと血液濃度が高くなり、いわゆる血液ドロドロ状態になって、心筋梗塞、脳梗塞などの危険性が高まることを説コップ1杯の水明しました。夏の脱水では熱中症が危ぶまれますが、冬のかくれ脱水では脳梗塞や心筋梗塞が危ぶまれていることをご理解いただけるよう難しい言葉を使わず丁寧に説明することを心がけました。

水分をどのように摂取しているかについて聴衆の方々にマイクを向けてみると起床時、食事、入浴の前後、就寝前と定期的に実行していらっしゃるようでした。家庭でお風呂に入るときには「10分経ったら声をかけて」と言って家族に頼んでいるというお話しも伺えました。

最後のまとめの中で、トイレに行ったときには尿の色を見て自分の体内の水分の目安としてほしいことをお伝えして終わりにしました。