*日時:令和2年11月18日(水)

*場所:中央ふれあい館

*講師:中鉢芳子

*演題:口内炎の話

コロナ禍第3波の中、12名のお客様を迎えての講演です。前半清水会員の「唾液の力」から流れる様に後半の話に入る事が出来ました。

口内炎とは誰もが少なからず体験した事のありがちな「口内トラブル」ですが、自然治癒する事も多い病状なので気に留めない方が多いです。

その地味な口内炎の話題を敢えて取り上げたのは、私自身が口内炎で悩んだ時期を繰り返したからです。

口内炎が出来た時「歯科」「内科」「耳鼻咽喉科」「口腔外科」それぞれの病状に合わせて受診科をお選び頂けるように、口内炎の違いもご説明いたしました。

お口の中は唾液がいっぱい有り、抗菌・修復作用・潤いが有るので、本来ならば炎症が起こる事は滅多に有りません。万が一発症しても通常ならば2週間程度で回復します。なのに、、、

①2週間以上経過しても治らなかったら

②口内で沢山の口内炎を見つけたら

③義歯が合わなくなったら

④持病が有ったら、などなどの参考例を上げて「受診のきっかけ」を講演しました。

と同時に「薬の副作用」を考えて2016年に誕生した「かかりつけ薬剤師制度」をご紹介いたしました。また薬の副作用で発症する口内炎も有れば、市販の間違ったお薬を使う事でより悪化させてしまうカンジタ症やヘルペス口内炎のお話も致しました。

講演後半はタレントの堀ちえみさんの舌癌や、世界第2位で日本人の発症率が高いベーチェット病、水泳金メダリストの池江璃花子さんの白血病を例に取りながら、「口内炎とは皆様の身近な健康イエローカード」である事をお伝え出来ました。

「原因不明」と言われる口内炎ですが、免疫力の低下、睡眠不足や栄養不足、ストレス等を軽減し、うがいする事でお口の中を清潔に保って頂く事が予防としては大切ですので、本日の「まとめ」でソレを繰り返し会場の皆様に「ガッテン」頂きました。     以上