1月20日、中央ふれあい館にて講演が予定されていましたが、このコロナ禍、またしても中止になってしまいました。

今の事態を考慮すれば当然ではありますが、今回も私の講演テーマはその感染症です。

聴講者の皆様には少しでも、この感染症というものを理解して頂こうと思っているのですが、今、目の前にある危機を避ける手段ですから受け止めましょう。私自身も今は自粛生活です。

しかし、そんな今だからこそ危惧される面もあります。

産経新聞1月17日の記事に「新型コロナウイルスの感染拡大が、高齢社会に暗い影を落とし始めている」というものです。

「高齢者のフレイル」の増加。東京大学高齢社会総合研究機構のデータによると、昨年の緊急事態宣言発令の前後で比較すると、筋肉量の低下・歩行速度の低下が3倍から10倍ほど増えた。自宅に閉じ籠もってしまうと、外出する気力もなくなってしまうという負のスパイラルに陥ってしまう。

一方で、こうした感染に対し警戒することから、介護施設の利用控えや感染防止対策費の増大で立ち行かなくなり、介護事業から撤退するケースが増え、結果として“介護難民”の増加を招く、という記事です。

こうした傾向を受け、私が聴講者の皆さんにお話をしたかったこと、

それは「この時期敢えて人中にウォークングのすすめ出向くことは控えるべきですが、比較的人出の少ない公園などを探して、例え用事が無くても、自分の健康のためと思い10分でも15分でもいいから歩いてください。それが筋肉の老化防止にもなりますし、気分転換にもなります。是非実行してください、私も歩いて頑張っています」と。

私がこう言わなくても、皆さんが自主的に実施して頂いていることを願います。