【コロナ禍での運動習慣】

( 9月15日 中央ふれあい館 中止となった講演の内容)

        住吉 修 会員

コロナウィルスに感染して亡くなる方には“基礎疾患”をお持ちの方が多くいらっしゃいます。その定義は専門家にお任せするとして、ほとんどは心臓病、癌、糖尿病、高血圧、肥満、喫煙などの生活習慣によるものです。

コロナに対する免疫力を高めるのはもちろんですが、生活習慣病を予防し万が一コロナに感染しても、負けない体力を維持するのが大切だと考えました。なぜなら、生活習慣病に罹患していると、コロナで死亡すると死因は“コロナウィルスによる感染”とされてしまうからです。

生活習慣病で費やすカラダのエネルギーを軽減すれば、コロナウィルスに感染しても、死亡までにいたらない免疫力や自然治癒力が人間には備わっているのではないでしょうか。

そこで ➀外に出よう! ②汗をかこう! ➂筋肉を使おう!の3つについて運動を切り口に提案いたします。

➀外に出よう! 自粛でこもりがちになりますが、密でなければ自然のある環境や早朝に運動するのは感染のリスクも低く太陽光線を浴びて幸せホルモンと呼ばれるセロトニン、骨を強化するビタミンDが体内で生成されます。早寝早起きは自立神経を整えストレスやウイルスに強いカラダを作ります。提案する運動習慣は早朝ラジオ体操会の参加、無理ならば毎日6時半のラジオ体操をライブで実践することです。

➁汗をかこう! 汗によって血液中の老廃物がカラダの外に排出されます。また酸素をカラダの隅々まで届け、血流に乗って免疫力のある白血球を全身にパトロールさせることができます。いわゆる新陳代謝の促進ですね。ウォーキング、ジョギングなどの有酸素運動がおすすめ。

早朝はまだ体内の血液がドロドロなのでコップ1杯のお水を召しあがったり、低血糖の方は運動前にチョコや飴玉を口にするのも良いですよ。高齢の方は無理せずしっかり暖気運転を。

➂筋肉を使おう!

筋肉量を維持、増進させ安静時の基礎代謝を上げるのがねらいです。基礎代謝とは筋肉が体内エネルギーを燃焼する力で、筋肉が多いほど燃やす力も高まり体温も上がります。体温が上がると免疫力もアップしますよね。提案する運動習慣はスクワット、腹筋、背筋を自体重でもって筋トレすることです。