講演者: 斉藤 常夫 会員

1.健康長寿の要因は、①バランスのとれた栄養、②適度な運動、③十分な休養、④規則正しい生活、⑤ストレスを溜めない、⑥よく笑う人になる、⑦心身のリラックスです。

健康管理士 講演

2.考え方の重要性は、考え方が変われば行動が変わり、行動が変われば習慣が変わり、習慣が変われば人生が変わるといわれるように考え方は極めて大切であります。できるだけ、プラス思考になるように考え、マイナス思考にならないように考えることが健康上はよい。さらに、柔軟な思考が変化にも対応できてよいようです。

3.よい人間関係とは、人間は一人では生きられないので人間関係をよくすることは十分留意しなければならないと思います。特に感謝の心、思いやりの心、敬う心の3つをベースにして接することが大切です。好意は好意を呼ぶ(好意の互恵性)といわれていますので自ら助け合いや励ましの心でよい人間関係を形成したいものです。

4.ストレスの解消法は、上記1の項目が効果がありますが、さらに、旅行、音楽、腹式呼吸、会話(おしゃべり)もよいと思います。また、ストレスに打ち勝つ食事法として、①高たんぱくで消化のよいものを食べる。②「神経のビタミン」といわれるビタミンB,Cを多く摂る。③カルシウムは「天然の精神安定剤」。④塩分、糖分、脂肪などの多い食品は制限する。⑤心楽しくくつろいで食べる。よく噛んでゆっくり食べる。

5.生きがいを持ち自己実現へ、人間には自己を実現させることに喜びを感じるという「成長動機」がある。この成長動機が働くためには、基本的な欲求が充たされることが必要。「衣食足りて礼節を知る」とはこのことであります。食欲とか睡眠欲のような「生理的欲求」→「安全の欲求」→「愛情と所属の欲求」→「承認の欲求」→「自己実現の欲求」へと最も高次の欲求へと進んでいきます。(マズロー)

当日は古唱会の総会でした。東日本大震災のお悔やみと被災された方々へのお見舞いの言葉を申し上げ、併せて古唱会の皆様へ平素のお礼を申し上げて講演をさせていただきました。