講演者: 佐藤 悦子 会員

ふれあい館にて講演をさせていただきました。
今日のお話は身近な日本茶です。ですが、日本茶の成分の良さが意外に知られてはいないのではないかと思っております。実はこんな病気予防にも!?そんな対策にも!?と驚くことばかりなんです。
今は各医学界の先生方が、緑茶成分がお薬と同じ効果を持っていることをどんどん分析発表しています。ですから、是非、毎日口にしていただきたい!飲んでいただきたい!そんな思いをこめて「毎日、緑茶を飲もう!」と題をつけました。

健康管理士 講演 お茶

新緑、新茶の季節になり、日本茶は日本人私達にとってとっても馴染み深い飲み物ですが、日本と名の付く位ですから日本で生まれたように思いがちですが、実は中国から伝わってきました。日本茶の由来から今日のいつでも簡単に買える時代までの背景を伝えました。急須からの形からペットボトル、缶、ティーパックなど便利さを考えた形となりました。そして、自動販売機に置いてあるのが現在では当たり前の水、お茶ですが、二十数年前には、サイダー、ジュース類、コーラ、コーヒーなどであったこと。

「茶」という名も広東語の「CHA」から来ていること。そして、八十八夜のこと。昔から八十八夜のとりたてのお茶を飲むと長生きするとのことわざから新茶に関わる話を。長崎県佐世保市早岐町では、毎年、力の源と言われる茶市が開催されるなど緑茶は、日本の素晴らしい風土のお陰で豊かな自然な恵みがギュット詰まった最高のプレゼント!!
「CHA」の「C」はコミュニケーションでふれあい(「茶の間」「茶飲み友達」「茶話会」)。「H」はホスピタリティーでおもてなし(実は私が茶道をはじめたきっかけで、茶人千利休の真髄)。「A」はアソシエーションで交流会(PTAなど)。お茶から始まる人と人とのコミュニケーション、これこそ「癒し」効果で「間」を持たせる心のゆとりもできます。

多くの健康成分を含むお茶を食育の観点で日常生活に生かそう!いかに生活の中にお茶を取り入れて「心と体」に繋げていくか・・・!=健体康心の若さを保つ「か・き・く・け・こ」をご紹介し、共通点を考えました。緑茶の三大成分:渋味 苦味 甘味が全て栄養成分であり、天然の健康飲料です。それぞれの成分の良さを紹介しました。

健康管理士 講演 お茶で何故、日本の緑茶は緑色なのでしよう。長寿世界一の秘密として「日本型食生活」「日常茶飯事」のことを取り上げました。そこで、国が示す「食事バランスガ イド」をお話し、コマのイメージからお茶を飲む行為の大切さを強調させていただき、なぜ、お寿司屋さんではお茶なのでしょう?

緑茶うがいはどうして? 何の成分で虫歯予防なの?腸内細菌にも効果あり?そして、ガン予防?”百薬の長は本当だった”など緑茶の効能をお聞かせしました。毎日、緑茶を飲んで健康な体を手に入れてみてはいかがでしょうか!?
この一杯が長生きの秘訣になるのかもしれませんね!禅の世界から禅の言葉として三つの長生きの言葉を紹介しました。「緩」「浄」「善」私の拙い筆で半紙にそれぞれ書きました。最後にお抹茶を点て皆さんとご一服してリラックス、ホッとひとときを持ちました。