前川公民館 市民大学健康寿命を延ばそう

 

【ストレスは健康にどのように影響を与えるか】

6月29日 中村勇 会員

日常的に使われるストレスという言葉、良いイメージはないようですね。ではストレスって本当に悪い物なのか?

ストレスはある意味「人生のスパイス」と言われることもあります。何か新しい事への挑戦はその人にとって必ずストレスに成ります。この場合、時として人により、遣り甲斐となりエネルギーに変わり個人の成長にもなります。一方で、辛い状況の中でも頑張り続けなければならない、と自分を脅迫的に追い込み過剰な環境が続くと悪いストレスとなります。したがって、ストレスには良いストレスと悪いストレスがあり、それを決めるのは自分となりましょう。という切り口で話を進めました。

ストレスの健康への影響として、自律神経を最初に挙げました。「大切なのは1日の中でメリハリを持たせた生活をする事である。」これに関連し、幸せホルモン・愛情ホルモン・若返りホルモン、(そんなもの本当にあるの?あります。)などホルモンの話、更にはストレスと脳、脳と腸の話を加え腸内環境もストレスに無縁ではないことを伝えました。

後半はストレスの中で最も厄介なもの「人間関係」について話を続けました。人間関係に絡むストレスの原因・対処法などを話し、絶対にやってはいけない事、それは間違い探しであり、これをやると益々精神的に深みに嵌ってしまう。必要なのは原因探しでなく、先のことを考える「あんな辛い事でも乗り越え今自分はここに在る」そう思えば自分への感謝、或いは新たな自分の武器を見つけることが出来るかもしれません、と私の考えを話しました。最後にセルフハグを皆さんに覚えて帰って頂くため、会場で体験して頂きました。

「セルフハグ」今静かなブームになっているようです。