7月6日 西公民館    

髙木 薫 会員   

今年は梅雨が例年になく6月下旬に明け、家の中でも熱中症に注意が必要なほど猛暑が続いていす。また、湿度も高く食中毒に気を付けなければならない時期でもあります。いかに安全で栄養バランスの良い食事作りをするか?という事で冷凍食品の活用をお勧めしました。

過去にあった”毒入り冷凍餃子事件”で冷凍食品を敬遠される方もいるかも知れませんが正しく理解すれば大変便利な点が多い事を強調し、詳しく冷凍食品についてお話ししました。

冷凍食品の特徴として①使いたい分量だけ取り出して使える ②食材のカット、下処理などがあらかじめ施されているので短時間で調理できる ③フードロスが少ない ④製造から販売まで常に品温がマイナス18度以下に保たれているので細菌やウイルスは生存できず、保存料は使われていない ⑤賞味期限は未開封ならおおむね1年と生鮮食材よりかなり長い ⑥冷凍野菜などは旬の時期に収穫後すぐに加工されるので食材の栄養も保持されている、などがあります。

一方で価格が割高である、肉や魚貝類等は解凍の仕方が難しいものもある、などのマイナス面もあげられますが現在に至っては種類も多く、品質も向上し、使い勝手が非常に良くなっています。買い置きのきく冷凍の緑黄色野菜やタンパク質の多い肉や魚貝類を上手に利用する事で、栄養バランスの取れた食事作りがストレスなくできれば健康維持にもつながります。

また、購入する時には陳列棚の温度管理がきちんとされているか?他のチェックポイント、持ち帰る時、家庭の冷凍庫で保管する際や調理する際の注意点などを説明の後、「くれぐれも一度解凍した食品は再冷凍せずに使い切ってください。」と念を押して講演を終えました。