高齢者スクワット9月7日 県老連

山下邦代 会員

まだまだ暑い日が続き、コロナ禍もあり、お家で過ごすことが多いと思います。骨、筋肉、腸を体の部位にわけてご説明しました。

最初に、骨活です。

骨は、体を支え内臓や脳を保護しています。カルシウムの99%が骨にある貯蔵庫の役割をしています。また、骨髄の中で血液を作っています。最近、骨粗鬆症という言葉をよく聞かれると思います。この骨ですが、加齢やホルモンの影響で骨密度が低下していきます。ですが、骨の新陳代謝を促すことが運動でできます。骨に直接的に衝撃を加える運動です。ウオーキングや、かかと落とし等。上半身の衝撃としては、手を叩くこともおすすめです。

次に、筋活です。

筋肉は動かさないと30才頃から1年で約1%減っていきます。筋肉を維持するためにも運動は必要です。有酸素運動(ウオーキング等)と、無酸素運動(筋トレ等)の両方をしてほしいです。いつまでも元気に動けることにつながります。

腸活は、食物繊維の摂取など皆さんご存知だと思います。さらに、運動として、排泄の補助をする腹筋群を動かす体操をご紹介しました。椅子を使ってスクワットをしている人のイラスト(高齢者)

では、いつ?・どこを?・どう?運動すればいいでしょうか?

どこ?ですが、体を①脚部②腕・手部③体幹にわけて説明しました。

いつ?は1日の生活のなかで、○○しながらできる運動を紹介しました。例えば、洗い物しながらスポンジ握り・掃除機掛けながらアキレス健伸ばし、お風呂につかって足踏み等。

後半、簡単な体操をしました。

運動の前後には深呼吸をしました。今の時期、マスクの影響で呼吸が浅くなってきています。一日1回は深呼吸をするのもおすすめです。

最後に、大事なことは、運動を続けることです。これならできるという適度な運動を、1日の中で無理なく続けてください。