9月16日 新郷公民館

舘野恵子 会員

私たちが生きていくうえで、ストレスは避けて通れないものです。人間関係や社会・経済情勢、病気や不眠等々。さらに今は新型コロナによるストレスがあります。笑いはストレスをやわらげることができます。

笑いは人間関係の潤滑油のみならず、様々な健康効果があります。講演の前半は健康効果についての説明をし、後半は笑いヨガを皆さんと一緒に楽しみました。

笑いヨガは、笑いの体操と呼吸法を組み合わせたもので、誰でも出来る簡単な健康法です。ヨガと同じように、身体に酸素をたっぷり取り込めて、心と身体が元気になります。私たちは、楽しい事やうれしい事があると笑いますが、笑いヨガは、冗談やユーモアに関係なく、ただ「笑うという動作をする」だけです。

口角を上げるだけで、脳はうれしいことがあると錯覚し、幸せホルモンが分泌されます。おかしくて楽しくて笑っても、体操として笑っても、同じ健康効果を得ることが出来るのです。心と身体はつながっています。笑いは、ストレスを軽減する、免疫力が高まる、表情筋・のどの筋肉・胸の筋肉・おなかの筋肉・横隔膜を鍛えるなど様々な効果が期待できます。

それでは、1つ笑いの体操を紹介します。「ナマステ笑い」です。人間関係の基本はやっぱりあいさつですね。でも今はコロナのため、握手はできません。ナマステはインドのあいさつです。両手を胸の前で合わせて、周りの方の目を見ながら「ハハハ、ハハハ…」と笑い合いました。自然と笑顔が広がります。

「笑う門には福来る」と言います。コロナの終息のゴールはまだ見えていませんが、どうぞ一人でも、笑顔を忘れずに生活していただけたらと思います。