9月21日 中央ふれあい館

髙橋 潔 会員

冒頭「皆さん蕎麦は好きですか?」の問いかけに殆どの聴講者が挙手されました。次にスクリーンに先週山形で撮影して来た白い花を付けた蕎麦畑の画像をUPして、この花なんですかとの問いにホボ全員の方が蕎麦の花と答えられました。

副題の「蕎麦には栄養がいっぱい」について、具体的に蕎麦と米とうどんを日本食品標準分析書で比較説明し、蕎麦は殆どの栄養成分で勝っている事を紹介しました。

中でもルチンは穀物中、蕎麦にだけ存在する栄養成分で有ることを強調、ルチンについては期待される効能、特に血管を修復し、血流を良くして悪玉コレステロ-ルを取り除く効果が期待されることにより、動脈硬化や心筋梗塞を予防出来る事を図で分かり易く説明しました。またその他の栄養成分についても期待される効能について個々に紹介しました。

また、蕎麦湯の効能や食べ合わせ、その他ちょこっとガイドとして雪室、寒ざらし蕎麦、蕎麦店の看板に書かれている「生そば」等の意味を説明。

日本全国9カ所の有名な蕎麦を紹介、皆さんに何処の何という蕎麦かを当てて貰いました。積極的な挙手でわんこそば、茶そば、戸隠そば、板そば等正解でした。関心の高さが伺えます。中でも秋田県の西馬音内そばをご存じの方もおられました。びっくりです。

最後に江戸ソバリエ協会理事ほしひかる氏の言葉「蕎麦には麺益力(免疫力)がある」のユ-モアある言葉を紹介したところ感心しきりでした。

また、敢えて質疑応答の時間をとったところ数多くの質問が寄せられ、その上、聴講者同士での意見の交換も交わされました。和やかな中、講演を終了しました。