埼玉県健康管理士会 会員 斉藤 常夫

 「いつまでも、元気で長生きしたい」とは万人の望むところだと思います。
そして、この健康長寿の要因はいろいろありますが、私は次の7つを基本に考えています。
①バランスのとれた栄養 ②適度な運動 ③十分な休養 ④規則正しい生活 ⑤ストレスを溜めない ⑥よく笑う ⑦心身のリラックス

 これを要約しますと、生活習慣が如何に大切かということになります。
例えば、日本人の死因の第一位について、国立がん研究センターの「科学的根拠に基づくがん予防法」2011年1月5日の次の点に注視したいと思います。

☆がんは予防することができる病気です。生活習慣や環境は国によって違い、がんの原因の割合も国によって異なりますが、生活習慣の改善で多くのがんが予防できることは同様であります。

 がんの予防では、他のさまざまな条件とのバランスを考えて、がんのリスクをできるだけ低く抑えることが目標になります。

 毎日食べるもの、毎日することに不健康な偏りがないかどうか習慣を点検し、少しずつ改善し、慣らし、継続するという地道な努力を、ストレスにならない範囲で工夫するという基本的な考え方です。喫煙、飲酒、食事、身体活動、体形(太りすぎない、やせすぎない)、感染の有無など。

 適度な運動の「適度」は個人によって違いがありますので、この点に十分留意して、次の3つをお勧めしたいと思います。 ①ストレッチ ②ウオーキング ③筋力トレーニング 継続して習慣化するには室内でできるものは室内ですることがよいと思います。

ストレスについては、悲観的な人の典型的な思考パターンについて説明し、プラス思考、柔軟性思考の
重要性を強調しました。そして活性酸素と副腎皮質ホルモンの障害についてビタミンA,E,C,B2などの抗酸化機能と生体リズム、自律神経、ホルモンの調和が健康の鍵を握っていることを強調しました。最後に人生は「生きがいが大切」なので多くのことを学んで、目標を持って健康長寿を果たして欲しい旨伝えました。

 7月26日(火)、戸塚西公民館で川口市役所長寿支援課の桑原課長補佐様と、さしまスローライフの鯨井会長様に多大のご高配を賜りました。