埼玉県健康管理士会 会員 田巻 昌良

8月17日(水)川口市中央ふれあい館で、テーマ:「ウオーキングと健康」サブテーマを(元気に楽しく歩くために)として講演を行いました。
旧暦のお盆明けの17日、何かと心せわしいこの日。猛暑の中、足を運んで下さった方々にお礼を申し上げ、話を始めました。
殆どの人が知っていて尚且つ自分もやってみたいと思っている「ウオーキング」のこと。簡単で誰もがいつでも出来ることですが、ケガや故障をしないで楽しく歩くためにはそれなりの準備が必要だということを主眼において話を進めました。

ウォークングのすすめ
まず本題に入る前に、日常生活の中で何か運動をしたいとかウオーキングをやりたいのだけれど中々時間が取れないという人たちのために「健康日本21」の運動の一環としてまとめられた「健康づくりのための運動基準2006」の中で述べられている《1週間の身体活動の量》の目安についての考え方を一部の例をあげて説明し、日常生活の工夫でまとまった時間が取れなくてもそれなりの運動効果を得られることも知っていただきました。
ケガや故障をしないで歩くために先ず自分の体の状態を知っていただくことにしました。
ご出席の方々に立っていただき2名づつお互いに向き合い、相手の体の状態を観察していただきました。左右どちらかに傾いている或いは前かがみになっているなどの場合、教えてあげたり、手で補正してあげたりしていただきました。同じように左右、横からも見ていただいて体が真っ直ぐに立っているかどうかも観察していただきました。
正しく歪みのない姿勢は長い時間歩いても疲れにくく、腰痛、膝通や肩こりなどの故障が起きにくいことから先ず自分の体のクセを知ってもらいたくてお互いの体を観察していただきました。
 本題では、
1.「楽しく歩くための準備」として健康チェックのこと、ストレッチの重要性、
2.「歩く前に知っておきたいウオーキングのこと」として9つのウオーキングの効果、疲れの
  種類とその予防、ウオーキングを行う時間帯、食前と食後に行った時の各々の効果を
3.「楽しく快適に歩くために」として姿勢・歩き方・用具、ウオーキングの強さ(運動の強さ)
  では1日1万歩の根拠について知っていただき、歩幅と歩くスピード、正しい水分補給に  ついて、自分なりの歩くコースを作ることを、
4.「ウオーキングあれこれ」としてウオーキングの種類と仲間、各地のウオーキング大会、
  特に埼玉県に関係する大会などについて紹介しました。
 最後に私自身が7月末に川口市のウオーキングコース8コースのうちの1コースを実際に歩いてみた感想と、周辺環境の素晴らしさを伝え、健康に自身がついたら各地で開催されるウオーキング大会に参加して、全国各地のウオーカーとふれあっていただきたいことをお願いし講演を終わりました。

 聞きに来て下さった皆様方、熱心にメモ取りながら聞いて下さっておられることに感激し、お話をする自分もついつい“ちから”が入りました。
 健康管理士会の会員の皆様にも応援していただきました。また、準備や片付けなどのお手伝い感謝いたします。