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【血糖値が気になる貴方に知って欲しい事】

塚田 信敏 会員

まず高血糖状態が続く事による体への悪影響として、血管を傷つけ動脈硬化などの原因になったり目の毛細血管を傷付け視力が低下したりします。また腎臓にある血液をろ過する糸球体という部分の毛細血管を傷付け腎臓の機能を低下させます。他に神経細胞に血液が行き渡らなくなり細胞が壊死して足などの切断に至ることもあります。
体内の余分な糖分とタンパク質が結びつく糖化という現象を起こすと老化物質を作る原因になります。

インスリン、グルカゴン、GLP-1(インクレチン)という三つのホルモンが血糖値をコントロールしています。この中で血糖値をコントロールする親玉的ホルモンがGLP-1です。

●GLP-1の各臓器での働きとして
・脳では過度な食欲を抑制する
・膵臓ではインスリンの分泌を正常化する
・腸ではブドウ糖の吸収を遅らせ血糖値の上昇を穏やかにする
があげられます。

●GLP-1を分泌するために摂っておきたい食材として
 水溶性食物繊維を多く含む大麦、玉葱、こんにゃく、海藻類、キノコ類、ゴボウ等。特にもち麦に含まれるβグルカンは糖の吸収を穏やかにし食後の血糖値上昇を抑え、腸内環境を整え、中性脂肪をため込まない体づくりをサポートします。
また豆類は不溶性食物繊維が多いですが水溶性食物繊維と同じ働きをするレジスタントスターチ(消化されにくい澱粉)が多くお勧めです。上記の食材と一緒に摂りましょう。

●血糖値を上げにくくする食事法としては「よく噛むこと」が大切です。
食べる順番として
・ベジタブルファースト 食物繊維の多い野菜などを初めに食べる。
・タンパク質ファースト 肉や魚などのタンパク質を先に食べる。
・ヨーグルトファースト(無糖ヨーグルト) 食事の前にヨーグルトを食べる。

 一日の初めにGLP-1を分泌させるような食事や、上記のような食べ方をすることでその後の昼食、夕食の血糖値上昇も穏やかになるセカンドミール効果も期待できます。

※いつも血糖値が高い方や糖尿病の方は上記の生活習慣を踏まえた上で医師の治療を受けることをお勧めします。

「さいたま市健康なび」2026年5月掲載

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