【腹八分、高齢者も実践すべきか】

上原 道康 会員
構成は①腹八分健康説の歴史は繰り返す ②腹八分⇒フレイルへ直行を知っておこう!③高齢者の腹八分⇒認知症へ直行の可能性は?の3項目です。
①に関して説明しながら、講談社学術文庫の貝原益軒養生訓を回覧。腹八分が良い、とはどこにも書いていないことを確認してもらい、にも拘わらず何故腹八分が広まったのかについて自論を聴いてもらいました。また雑知識ですが、貝原益軒はカイバラエッケンではありません。名前は正しくカイバラエキケンと覚えましょう!とも話しました。
②に関しては、「70歳以上の低栄養、認知症リスク倍増する」と言う説を説明。高齢者は、認知機能を維持するためには、腹8分や粗食でなく、肉や魚、牛乳などタンパク質やオメガ3系などの健康維持に欠かせない脂質の豊富なものを積極的に摂るべき、とする学者の発表論文を紹介しました。
③は、高齢者は*唾液や膵液分泌量が減少*食道が縮小していく*腸の蠕動運動弱体などが必然的に出てきます。それ故、少量でも満腹感になります。にも拘らず、腹八分を実践すると、現役時代の6割少々の摂取となり、これが低栄養となっていくのです、と説明。加えてご自身の適切なBMI値を常に意識しておきましょう、と話しました。
BMIに関しては、複数の参加者からBMI値の計算方法について説明を求められました。
腹八分に絡めて、朝夕(ちょうせき)の意味とか諺「腹8分に医者いらず」に続くフレーズについても話しました。
最後は7月26日、土用丑の日について話し、寿司屋などのメニューは特上・特・並なのに、何故うなぎ屋のメニューは松・竹・梅なのかについて話をして締めとしました。
2026年7月14日 公民館