講演者:上原道康会員

8月15日、戸塚西公民館で「認知症にならないために」という演題で講師を務めました。当日はお盆と雨という状況下でしたが、20名を超す方が来られました。

 配布資料として、「自分でできる認知症の気づき、認知症チェックシートをやってみましょう」と読売新聞の「低栄養、認知症リスク倍増」という記事コピー。さらに毎日の摂取食品を記録する上原様式の表。レジュメは、項目として①今の時期に注意したいことは・・・。
②低栄養に注意を・・・。
③知恵を出し活かしましょう!の3項目を列記したもの。

 冒頭で、自分で予防できる認知症は、脳血管障害が起因となる認知症であることを説明。関連事項として、高齢者、高血圧を治療中の方、高血圧症の方は熱中症対策にどうあるべきかを解説。高血圧の方は塩分控えめに、と言われているが、では熱中症対策はどうしたら良いの?と問いかけました。また血圧が高いにもかかわらず、スイカを食べるときに食卓塩を振りかけている方、よく考えてくださいね、とその理由などを説明しました。

 ②に関しては、新聞記事を参考にしながら、高齢者はそれでなくとも消費エネルギーが低くなりがちで食事量も減っていること、それに伴って摂取栄養素が減少していることが引き金となって、免疫系をはじめ様々な疾病にかかりやすいことを説明。したがって腹八分という食事スタイルだとさらにそのリスクが増えるのでは、と問題提起。

③については、折り句で、来場者の世話人の名前を入れた自作の句を紹介。また大きなサイコロやけん玉を持ち込み披露。お金をかけないでも、脳トレや運動もできることがいっぱいある。また自分で工夫して生活に取り入れて、と提案。会場の状況と予想参加者数からパワーポイントを使用せずトークのみの90分講演でした。