引き続き中止となりましたが

2月16日戸塚西公民館で予定されていた講演内容です。

 

十数年前は、テレビの健康番組と言えばNHK教育テレビの「今日の健康」という夜9時からの15分番組のみでした。最近は、毎日のようにどこかの局で、しかもゴールデンタイムに1時間番組、時には3時間特番と言うことも珍しくはありません。

市場調査の結果、チャンネル権は50代以上の女性が握っているということが分かり、今の編成になったとのことです。何故なら、50代以上の女性の関心のあることは、経済(お金)と健康美容というデータがあるからです。お金に関しては規制が厳しく、例えばA銀行の金利は他の銀行よりも有利!などということは言えません。結果として健康と美容関係の放送が増えているのだ!ということを冒頭で理解いただきます。

食べ物

内容の一例として、スーパーなどの野菜売り場の「有機野菜」について話します。「有機野菜」は普通栽培野菜「慣行野菜」よりも栄養価が高いと考えておられる方が多いようです。また「有機野菜は、農薬を全く使用していないから安心」と思い込んでいる方も数多くおられるようです。「栄養価も高く、安心だから通常の野菜よりも割高で当たり前」という考えは、どうでしょうか?

有機野菜の栄養価を分析しても、慣行野菜の栄養価より高い数値が出るということはまずありません。また有機野菜生産には、3年以上(単年性作物は2年以上)、畑には化学的農薬の使用ができませんが、栽培中は地域によって決められた天然系農薬の使用は認められています。決して無農薬栽培ではないことを理解いただきたいと考えます。

併せて無農薬栽培野菜というものは、流通の世界には存在しません。個人的プレゼントは良いとしても、流通ビジネス世界ではあり得ないこともお伝えします。

健康情報を正しく理解するのは、家族のためにも欠かせません!