11月17 中央ふれあい館                         佐々木育代 会員

高齢者施設デイサービスで10年程働いていますが以前、理学療法士さんが利用者様を熱心にリハビリされている姿を見て講座に参加されるお元気な皆さんにフレイル(虚弱)をお伝えしたいと思いました。昨年からコロナ禍が続き高齢者のフレイルが増加、家に引きこもっていることが心身の衰えになります。

コロナも落ち着いてきましたので今回は社会参加で予防に心掛けましょうと、最初にフレイルとは?三つの要素とさらにフレイルの主なチェック項目で説明しました。その中で握力は日常生活に深く関わっていますがご自身の握力を知らない人が多いので握力の大切さと簡単にできる体操をしました。

次に予防法は三つの柱、栄養・運動・社会参加ですが今回サブテーマにした社会参加について詳しく説明し、特に「人とのつながり」が重要ですので身体活動・文化活動・ボランティア地域活動に分けて行った「自立高齢者に対する悉皆調査」をもとにフレイルドミノにならないように社会参加で人とのつながりの大切さを強調しました。

次に社会参加を就労・ボランティア・生涯学習・趣味の四つに分け特に就労・ボランティアは川口の現状を具体的に伝えました。社会参加のメリットは認知症リスクの軽減・孤立防止・新しい友人が出来た・健康維持・地域に安心して生活する為の繋がりが出来たなど充実した日々を過ごせ健康長寿に繋がります。

最後に手話ソング「上を向いて歩こう」を歌いました。参加者8人でしたが皆さん立って大きな手話表現して歌っていただき反省点はありますが久しぶりにお話しさせていただき嬉しい気持ちで終えることが出来ました。