4月15日 新郷公民館
髙木 薫 会員
コロナ禍、在宅ワークなどでご家庭での食事の回数が増え、食事の支度を短時間で効率よく済ませたい!と、考えていらっしゃる方も多くいらっしゃるかと思います。今回の講演では冷凍食品を活用することも一つの選択肢としてお勧めしたいと思い冷凍食品について詳しく紹介しました。
一般社団法人日本冷凍食品協会によると、
冷凍食品とは『①あらかじめ材料のカットや調理などの前処理がしてある。②おおむね30分以内に急速冷凍されている。③きちんと包装され定められた表示がなされている。④製造から販売まで常にマイナス18度以下に保存されている。』 と定められています。
利便性としては生鮮食品より保存がきく、使いたい分量だけ取り出して使えるほか、短時間で調理でき、フードロスが少ない、という点があげられます。冷凍野菜は旬の時期に収穫後すぐに加工されるので、栄養価も保持できています。マイナス18度以下に保存されていますから雑菌や微生物の繁殖も抑えられ保存料は入っていません。
一方で販売価格は割高だったり、肉類、魚貝類は解凍が上手くいかないと食感が悪くなったりしますので活用には注意が必要です。また、一度解凍するとその分量は全部使い切らなければかえって劣化が進みます。
近年は食材だけでなくチャーハンや丼物の具、うどん、パスタなどの麺類、お惣菜やお弁当に至るまでメニューも幅広く、電子レンジを使って手軽に調理できる物も増えました。
コロナ禍で健康を維持するのに大事なのはやはり栄養バランスの良い食生活です。ご自分の身体に見合った量の肉や魚などのたんぱく質、脂質、ご飯やパンなどの炭水化物を取るのに加え冷凍庫にある冷凍野菜などで作った副菜を一品足すことでそれが可能になります。
冷凍食品の特性を知って健康維持に活用してみてはいかがでしょう。