6月17日 新郷公民館

山下邦代 会員

なぜ、筋活・腸活・骨活なのでしょうか?

まず、骨活です。骨は、体を支え内臓を保護しています。骨の中の骨髄で血液を作っています。更に体内のカルシウムの99%が骨の中にあります。この骨ですが、実は常に骨の中身は新しいものに入れ替えられています。古い骨が壊され、新しい骨をつくっています。ところが、加齢に伴い骨吸収と骨形成のバランスが崩れやすくなります。そこで、骨に衝撃をかけ骨形成を促す運動、ウオーキングやかかと落としをご紹介しました。ただし、上半身への衝撃は不十分のため諏訪中央病院名誉院長の鎌田先生考案の“10回手たたき”を続けてご紹介しました。

次に、筋活です。筋肉、特に骨格筋は体を動かすための重要なものです。筋肉は使わないと30才頃から一年で1%ずつ減ってきます。いつまでも、元気に動くためには運動をして筋肉を維持する必要があります。ただ、これから運動する方には負荷の小さい運動をお勧めします。1週間で30分から60分の軽い運動で効果があります。

腸活について、国立がん研究所の発表では、運動習慣は、大腸癌の予防に効果が期待できるとありました。

また、呼吸も大事です。呼吸筋として横隔膜や肋間筋があります。時々、深呼吸をしてください。

大事なことは運動を続けることです。これならできる!という適度な運動を一日のなかで無理なくすると続けやすいです。

今回、ながら運動(例えば洗い物しながらスポンジしぼり)ついで運動(トイレ行くついでにストレッチして歩く等)をご紹介しました。

後半は皆さんに椅子に座ってできるストレッチと筋トレをして終了しました。

皆さん、ぜひ簡単なこれならできるという運動をしてください。