2月18日

川口市立戸塚西公民館

山下 義尚 会員

みなさん、1~15までの数を、声を出して数えながら足踏みをしてください。3の倍数になったら、少しだけ止まります。

さあ始めてください。

刺激を変えます。今度は「あいうえお」と順番に発生しながら足踏みします。

同様に3の倍数の時は少しだけ止まります。少し混乱しませんか。

シナプソロジーは体を動かし、声を出しながら、頭を意図的に混乱させます。こうして頭の認知機能の向上を目指すエクササイズです。

人が五感で得られた情報を、記憶したり、感じたり判断したり、行動を起こすための一連の脳の機能のことを認知機能と呼びます。

日常生活に支障をきたすほど認知機能が低下した状態を認知症と呼びます。

認知症は病名ではなく、症状のことを指しています。

認知症は大きく2つにわけることができます。一つは神経変性性認知症、もう一つは二次性認知症です。

二次性認知症は急に進行しますが、認知症発症の病気を治すことで認知症から回復すことがあります。

神経変性性認知症はアルツハイマー病に代表されるように、進行が進むと回復することが難しくなってきます。

アルツハイマー病の扉の入り口に、「面倒くさい」が待ち構えています。

最近何をするにも億劫になってきた。今まで楽しんできた趣味が面倒だ。これは危険なサインだと考えてください。

脳を活性化させるには、面倒がらず新しいものに挑戦する。なるべく人と接触をする。年甲斐もないことに興味を持つ。こういったことが、脳を活性化させると言われています。

シナプソロジーも新たなチャレンジのひとつとして、体験してみてください。