4月15日

川口市立中央ふれあい館

中鉢 芳子 会員

私たちは毎日たくさんの音の中で生活しています。それは物体から発する「音波」を「耳」で受け取ることから始まり、耳のしくみで音波を「電気信号に変換」させ、その信号を脳に伝えることで初めて「音」として認識できるのです。電気信号に欠かせない「感覚毛」は損傷したら2度と戻りません。

日々の生活の中では、家族や友人と「耳のしくみ」を会話する人は少なく、マイペースで過ごし、大きな音を長時間聴く習慣は感覚毛を損ね、将来の「加齢性難聴」へ導く事になり、社会的孤立や認知症を招きやすくなります。

また年齢に関係なく起こる「突発性難聴」は聴力を失う可能性が高いので「早い段階での緊急通院」をお勧めしました。

今回、耳の構造を①外耳 ②中耳 ③内耳 ④前庭神経 ⑤聴(蝸牛)神経の5つに分け、プロジェクターを活用してご説明しました。①②が原因の難聴(伝音性難聴)は空気との関りが強く、③が原因の難聴(感音性難聴)は水の関りが強くなります。その他に①②③の混合性難聴も有ります。

なお「中耳炎」や「突発性難聴」などの病気の原因や症状を解説する時に、難しく感じない様「実際に耳の病気を体験し公式発表した有名人」は、聴講者の関心を高めると考え多数登場させました。芸能関係者は職場や生活環境で「難聴」へのリスクが高いようです。

次に「めまい」は回転性と傾斜の2つが有りますが、いずれも前庭神経と耳石に関連している事をお伝えしてから、原因不明とされる「メニエル病」を取り上げました。メニエル病は原因が不明とは言われていますが「内耳」と「リンパ液」の関連性が高いとされおり、治療方法や治療薬物を耳鼻科医は把握していますので、悩んでいたら是非通院して戴ければと思います。

花粉症や感冒などで耳鼻咽喉科を訪れ治療される際も耳の構造を知っていると、今医師が何のために何の検査をしているか理解できますので、我慢も出来るし、それに伴う苦痛も軽減されると思います。