5月13日
川口市立南平文化会館
佐藤 玲子 会員
お腹いっぱい食べているから栄養は十分摂れているとは限りません。低栄養とは体を動かすために必要なエネルギー源となる糖質や筋肉、血液、ホルモン、酵素など体を作るたんぱく質の栄養素が不足している状態です。
低栄養状態になってくるとフレイル(脆弱、身体機能や認知機能の低下が見られ日常生活が難しくなる)、サルコペニア(筋肉量、筋力が低下して身体活動が低下する)、ロコモティブシンドローム(筋力の低下、骨粗鬆症などにより運動機能が衰えてくる)を引き起こす要因となります。この低栄養状態から要介護状態になる人が増えているのが現状です。
低栄養状態の目安は6ヵ月で体重が3%以上、6ヵ月で2~3㎏以上減少した人は要注意。BMI(体格指数)18~74歳までは一律18.5~24.9で18.5以下は低栄養の目安にしていましたが2020年からは50~64歳20.0 65~74歳以上は21.5以下に変更。筋肉量の判定としてふくらはぎの最も太い部分を両手の親指と人差し指で囲み指が重なると筋肉量は少ないと判断。
予防は高齢になってくると口腔機能(入れ歯が合わない、かむ力の衰え、味覚の変化、唾液量が少なくなったなど)の問題などで食事量が減少し、1回に食べる量が少ないために1日3食食べないと1日に必要なエネルギーやタンパク質が不足しますので・1日に3食食べる・菓子パン、カップラーメン、袋麺など加工食品で済ませずに肉、魚、卵、乳製品、大豆製品などタンパク質を多く含む食品を毎食おかずに1品入れるなど栄養バランスの良い食事を食べる・足りないときは間食で補うなどして摂取量を増やす。食事は楽しく、おいしく、一口でも多く食べることを続けたいですね。