5月13日
川口市立南平文化会館
山下 義尚 会員
みなさん、1~15までの数を、声を出して数えながら足踏みをしてください。3の倍数になったら、少しだけ止まります。さあ始めてください。刺激を変えます。今度は「あいうえお」と順番に発声しながら足踏みします。同様に3の倍数の時は少しだけ止まります。少し混乱しませんか。シナプソロジーは体を動かし、声を出しながら、頭を意図的に混乱させます。こうして頭の認知機能の向上を目指すエクササイズです。
人が五感で得られた情報を、記憶したり、感じたり判断したり、行動を起こすための一連の脳の機能のことを認知機能と呼びます。日常生活に支障をきたすほど認知機能が低下した状態を認知症と呼びます。認知症は病名ではなく、症状のことを指しています。認知症を発症する病気はいろいろありますが、アルツハイマー病に代表されるような脳の神経細胞が萎縮し死んでしまう病気の場合、元の状態に戻るのは難しいと考えられています。
しかし、脳の神経細胞どうしは、連絡網でつながっています。この連絡網が発達していると萎縮した脳神経細胞を補ってくれる場合があるようです。この連絡網をしっかりしたものにすることが認知症の対策につながるとものと思います。そのためには、面倒がらず新しいものに挑戦する。なるべく人と接触をする。年甲斐もないことに興味を持つ。もちろん運動も心掛ける。シナプソロジーも新たなチャレンジのひとつとして、体験してみてください。
認知症の扉の入り口に、「面倒くさい」が待ち構えています。最近何をするにも億劫になってきた。今まで楽しんできた趣味が面倒だ。これは危険なサインだと考えてください。認知症の扉をノックしているのかもしれません。