5月19日
川口市立戸塚西公民館
藤本 美枝 会員
骨は新陳代謝を繰り返していますが様々な原因によってそのバランスが崩れ、もろくなります。これが骨粗しょう症です。今のご自身の骨の状態は骨密度検査でわかりますので、まずは受診をお勧めします。
骨粗しょう症になると骨折のリスクが高まります。要支援、要介護の原因の第3位は共に転倒・骨折となっていて、ひとたび骨折をしてしまうと介護へと進んでしまう可能性があります。まずは転ばないように気を付ける、転んでもたやすく骨折しないように骨を強くする、転びそうになった時に踏ん張れるようバランス力、筋肉を鍛えておくことを意識しましょう。
骨密度が正常でも骨質の劣化により圧迫骨折が起きる「いつのまにか骨折」も多くなっています。セルフチェックによりサインを見逃さないことが大切です。①身長が以前に比べて2~4cm低くなった。②壁にかかと、お尻、背中を付けて立った時に後頭部が付かない。③腰が痛い。以上のようなサインを感じたら医療機関でしっかりと検査をしてもらいましょう。
骨を強くするために必要な食事と運動について。大前提として「バランスよく色々な食材を適量食べる」。その上で骨に必要な栄養素を多めに摂るようにしてください。たんぱく質、カルシウム、ビタミンD、ビタミンK、マグネシウム。これらが多く含まれている食材をいつもの食事に少し追加してみましょう。少しの量でも毎日積み重ねていくことが大切です。
運動は荷重運動、衝撃運動、筋トレの組み合わせが有効で、ウォーキングやスクワット、かかと上げなどお勧めです。衝撃運動は負荷も大きく間違った方法で行うとひざや腰を痛める原因になりますので、医師の指示の下で行ってください。
講演では座ったまま「かかと下ろし」と「足踏み」をしていただきました。これから暑くなっていきますが、部屋の中でできる運動でも十分です。少しずつ続けていき、強い骨を作っていきましょう。