講演者:佐藤 玲子  会員

10月1日西公民館で講演しました。テーマを今までは上手に食べて健康に!で話していましたが世の中は健康情報が溢れていて、皆さん体に良い食べ物、食べ方をしているが、多いが良いと言われた物はより多く、悪いと言われた物は極端にやめてしまい逆に体を壊す結果に。健康寿命を延ばすためには適量摂取が大切と今回は「適量」の言葉を加えて、上手に適量食べて健康に!に変更。
適量 食事

「適量」は難しい事ではなく健康寿命を延ばすため、前からよく言われている「腹八分」と同じですと話すと会場から「な~んだそれならよく分かる」と和やかな雰囲気になり、高血圧の話に進みました。
血圧は血液が心臓から送り出された時に血管の壁に当たる時の圧力のことで*最大血圧(収縮期血圧)は心臓が収縮して全身に血液を送りだす時、血管の壁に加わる圧力は最大となりこの時の圧力を最大血圧と言い動脈壁は広がる。*最少血圧(拡張期血圧)は心臓が拡張して全身に送り出した血液が心臓に戻る時、血管に加わる圧力は最少になりこの時の血圧を最少血圧と言い動脈壁は元に戻る。この一連の動脈壁の状態を風船を使用して説明。
高血圧の時の血管の様子は、常に圧力がかかっている血管は、その圧力に対抗するために血管の内壁を厚くする➝壁が厚くなると、血管が狭くなるため血圧が更に高くなる➝その結果、血管は更に狭くなり、しなやかさ、弾力を失い動脈硬化になる。これが更に高血圧に拍車をかけることになる。そのため血圧が高くなると5年、10年と長い時間をかけて血管を傷め動脈硬化などを引き起こし脳、心臓、腎臓などに影響を及ぼし脳卒中、心筋梗塞、心肥大、心不全、腎不全と命に関わる重い病気になってしまい、突然死の原因にもなってしまいますが、生活習慣の中で現われる症状なので生活習慣を見直すことで十分に改善できるため、血圧が高いと言われたら少し気にする事の大切さを持ってもらう事を話ました。
血圧が高くなるとして・大動脈の弾力(風船を利用して説明)・循環血液量・血管抵抗・心拍出量・血液の粘着度を個々に説明。
血圧を下げる方法はしっかり実践すれば副作用もなくクスリ以上の効果ありと・減塩・肥満解消・バランスが摂れた食生活・節酒・禁煙・適度の運動・ストレス解消・規則正しい日常生活・便秘解消・定期的に血圧測定など順を追って説明。健康寿命を延ばすにはバランス食が大切でしかも適量がポイント腹八分です。おにぎりは米粒一粒、一粒が集まってできている。減らすも増やすこのおにぎりと同じで今よりほんの少しずつ増減。無理なく今自分が出来る事コツコツ続け健康寿命を延ばしましょうと結びました。